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時代劇(仮)
幼少時代
〜第一章〜

中邑「蓬莱丸様!少しお待ち下され(息切れ)」
蓬莱丸「何だ武次!だらしがないなぁ!ほらもぅ少しだ、頑張れって!」
中邑「いきなり真夜中に起こされたこっちの身にもなって下され!大体、こんな夜更けに一体何処に行…(言葉を失う)」
蓬莱丸「(ニッと笑う)…どうだ?びっくりしたか?」
中邑「…これは…何と見事な…!」
蓬莱丸「お前、前に夜桜が見たいって言ってたろ?だから連れてきたんだ。此処、俺しか知らないんだぜ?お前だけには特別だ!」
中邑「私だけに?なぜです?」
蓬莱丸「え!?そ、それは…」
中邑「それは?」
蓬莱丸「いっいつも側にいてくれるからだぞ!感謝の贈り物だっ!(必死)」
中邑「…ぷっ…ははは…(笑)」
蓬莱丸「うぅ…わ…笑うなぁ…!」
中邑「ふふっ…あぁいえ…有り難う御座います。私の為に、こんな場所まで教えていただいて…本当に、有り難う御座います(頭を下げる)」
蓬莱丸「いやそんな…(照れる)…」
中邑「…ですが、夜風は体に良くありませんよ。さ、城に戻りましょう。(手をひこうとする)」
蓬莱丸「なぁ、武次。聞いて良いか?」
中邑「何です?」
蓬莱丸「武次はいつも俺の側にいてくれるのか?」
中邑「(ニコッと笑い)…もちろんに御座います。」
蓬莱丸「…じゃあ、ずーっと側にいてくれるのか?」
中邑「もちろんに御座います。…しかし。」
蓬莱丸「?」
中邑「いつか、必ず別れの日が来るでしょう。…しかし、忘れないで下さい。私は生まれ変わっても貴方を捜し、そして再び貴方の側に戻ります。その時は少しの間お別れですが、寂しくなんかありませんよ?私は必ず戻って参ります故。」
蓬莱丸「…そうか。戻ってくるんだな?」
中邑「えぇ。勿論。」
蓬莱丸「じゃあ、指切りしよう?」
中邑「指切り…ですか?分かりました。(指を出す)」
中・蓬莱「「指切りげんまん、嘘付いたら針千本の〜ます。指切った!」」

暗転



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