[通常モード] [URL送信]

SS置場5
理想 L

あれ?何が書きたかったんだろう。淡々とヤってる割にはマニアックなシロモノです。苦手な方、閲覧注意。
ストーリーのないエロだけの話ってあんまり好きじゃないのに時々書いてしまう・・不調なのかな?












「足を開いて。もっと、よく見えるくらいに」

指示を出されて、キャスケットは立てた膝を左右に開いた
命令に逆らわないのはいい事だと目を細めて笑ったローを見て 素直に従った彼の目元がうっすらと赤くなる
キャスケットが従わなくてもいい指示に従うのは ローが船長だからではなく、彼は自らの掲げる船長に骨抜きだからだ。
船員が船のリーダーに惚れ込むというのはよくある事だが、キャスケットのそれは男女間での感情に近いそれで、
気付いたローはその部下を部屋に招いた
笑って口付けてみれば彼は耳まで真っ赤にして震えていて
――抱きしめるだけでキャスケットは落ちた
自分に向けられる真っ直ぐな感情は彼と寝る事で決定的な恋愛感情にシフトして、従順な恋人に仕立てようと
考えたローの意図をキャスケットは簡単に受け入れた
抱いて、慣らして、意のままに彼を染めていく

「膝を手で持てよ。・・・そう、そのまま、足をもう少し外に」

船長室のベッドの上、真っ白なシーツに膝を立てて座っていたキャスケットは 既に服を取り払っていて
自分の取らされるポーズがどんなものか知っていながら 恥ずかしそうに指示に従う
少しでも身を隠したいのか 肩を丸めて膝を持つ彼は そんな事をしても無駄だと百も承知で大きく足を開いていた
視線から隠す術がない彼の股間は 既にその兆しが見えている

「ふ・・・、体は正直だろ? 男の場合、見ただけで変化が分かるのだから 誤魔化しようがないけどな。
ほら、もう、勃ちあがりかけている」

ぴく、と膝に置いたキャスケットの指が震えた
膝を閉じてしまいたい衝動と戦って きゅっと、その手が膝を掴む

「視線で感じるのか? それとも状況に興奮しているだけか。どんどん育っていくぞ、苛められるのも好きか?」

ふる、と首を振るような仕草で目を逸らした彼の頬がさっきよりも赤い
こちらを見ないキャスケットの頭に手を乗せ 意識を自分の方へ向けさせ ローは余裕の態度で言葉を続けた

「こっちを見ろ。素直に従わねぇと何も許可してやらねぇぞ」

ローの手に促されたキャスケットが目を上げる
見上げる彼の目は恥ずかしさでか少し潤んだ光を写していて 浮かんできた笑いを表に出さないように気をつけながら
厳しいチェックを飛ばす
「膝が閉じてきてる。さっきのまま、動かすな」
目は逸らすなと指示したままで 膝を開けと命令を繰り返した
ローに強引に開かれるのとは違って自分の意志で自らそこを晒すのは恥ずかしさの度合いが違う
だからこそ余計に キャスケットのそこも反応を見せ始めていた
「・・・恥ずかしいと興奮するだろ。安心しろ、そういう奴は意外と多い。」
勿論、"おまえがそうなるように上手く調教しているんだが"という説明は与えない。
彼が 元から自分にはそういう性癖が隠れていたのだと思い込むよう ローは巧みに事を運んでいた

「少し、腰を前に出せ。壁に凭れるようにして」
言いながらキャスケットの後ろにクッションを押し込み角度を調節する
これで 彼は奥の秘所も全て隠せなくなってしまう
「そこも、見られたくないか?」
「あっ」
足の付け根に手を添えて、肉を押し開くようにして広げる
動揺で上がった声を無視し、視線を感じさせるようにわざとまじまじと観察してやる
「・・・っ、船長、」
嫌だと訴えるように呼ぶ声は それでも拒否の言葉を口にしない
逆らえないと教え込まれた可愛い恋人はローの命令は絶対のように羞恥心を抑えて従っていく
「完全に勃ってるぜ。恥ずかしいのも気持ちいいんだろ? ここも、触って欲しそうにしているな」
言葉と同時に更に開くと 怯えるように きゅっとそこが窄まった
「触って欲しいんだろ。 まだ・・・だ。このまま、我慢してみな。 どれだけ耐えられる?」
長く焦らすつもりはない。彼の羞恥を煽ればそれでいい
恥ずかしがって身を捩るのを催促かとからかい、閉じそうになる膝を叱責して彼の表情を堪能してから
たっぷりと指にオイルを垂らす
ようやく解放されるとキャスケットの気が緩んだところで、まだだとほくそ笑みながら穴の周囲に ゆっくりと
指でなぞって塗り付ける
「・・・ぁ、っ、・・ぁ」
ひくり、と触れられたそこが収縮するのを指先で味わい目で確かめる
くぅ、と恥ずかしそうに声を漏らした彼に"声は我慢したけりゃそうしてもいいが膝は閉じるな"と命令してオイルを追加していく
べったりと入り口を濡らして焦らした後に、一本、指を押し込むとキャスケットは声を上げて仰け反った
頭を打つ前に腕で支え、シーツの上を滑らせ横たえる
「膝はそのまま持ってろ」
チューブを持つローは一度に中に流し込む事も出来るのに、少しずつ指で塗り込める方を選んだ
今夜は焦らすだけ焦らして彼の声を楽しもう
彼の前立腺の位置を把握しているローは敢えてそこを避けて塗り付ける
「こら、自分で動くな。はしたねぇ」
言われて、無意識にイイところを指に押しつけようとしていたキャスケットが真っ赤な顔で びくんと膝を震わせた
じっくりと指を締め付ける感触を味わうように焦らすローに少しずつ解されていくのは相当辛いのだろう
「・・んっ、も、・・・船長っ」
催促するような言葉が出始めた頃になってようやく2本に増やした指を前後に動かし刺激しつつ、意地悪にも
ぐい、と指をVの字に開いた
「やっ、!」
さすがにこれはキャスケットも嫌がった
「嫌か? 見られるのが」
抗議の声を上げかけたところへ強引に言葉をかぶせる
嫌がると余計にローが喜ぶのを知っているキャスケットが、頬をひきつらせて唇を噛む
「俺は医者だぜ? 見られたって恥ずかしくねぇだろ。色は健康なもんだ。綺麗なぴんく色をして。」
意地悪に解説してやるとキャスケットの膝が羞恥に震えた
だが これくらいじゃ、まだ甘いよなと ローはポケットからあるものを取り出す

「・・・!? や、船長、ヤだっ」
そこに熱を感じたのか背けていた目をこちらに向けたキャスケットが現状を把握する
ローが普段から持ち歩いているペンライトで中を照らされていると知って彼は悲鳴を上げた
そのくせ、キャスケットの性器は萎えていない
恥ずかしくても感じるように教え込まれた身体は ローの意志に従順だった
「なら、抜いてやるよ」
「ひ、っ」
ローが指を抜いた事によって、ペンライトだけが中に残る
「や、ちがっ、船長、それじゃな、ぁあっ!」
くい、と動かされて思わずペンライトを締め付けたキャスケットが声を上げる
たっぷりと中を潤したオイルがねちねちと音を立ててペンライトの動きをスムーズにしていた
「前立腺も擦ってやるから」
嫌がる理性を 待ち望んでいた場所に刺激を送って崩していく
そうして 悲鳴か嬌声か分からない声を何度か上げさせた後、入り口の浅いところへライトを残して手を離した

声を上げて開いていた唇にキスを落とす
無機物による攻めが止んだところの口付けでぼんやりと目を眇めるキャスケットの頬を両手で挟んで優しく囁きかけた

"ライト、自分で 出してみな"

え? と要領を得ないキャスケットに分からせるため まだ埋め込んだままのペンライトを掴んで揺さぶる
声を上げて目をつぶった彼の耳に、『ペンライト、産んでみろよ』と唆す
ぐらぐらと頭を揺らすキャスケットは いやだ、無理だとしきりに呟いていた
「これが気に入ったんならそれでもいいけどな」とライトを掴んで再び攻めを始めると慌てて制止の声が掛かった
本当に、するんですかと唇を震わせる彼に にこりと微笑んで促すと じわりとキャスケットの目に水滴が浮かぶ

「やってみな?」
顔を真っ赤にしたキャスケットが、意を決したように、唇を噛みしめる
それでも、彼は最後の抵抗にローの首にしがみついて腹に力を籠めた
・・・よほど見られたくないのだろう
首に回った彼の腕が、ぶるぶると震えている

暫くして、ぽとりとシーツの上に何かが落ちた振動を感じて身を起こそうとしたローに、キャスケットの腕が
しがみついたまま離れない
(落ちたライトを見られるのも嫌みてぇだな)
くすり、と 密かに笑って手を伸ばして落ちたライトを掴む
「あっ?!」
ぐい、とソレを再び押し込まれて戸惑ったような声を上げてキャスケットが身を捩った

その隙に首に回った腕を外して彼の足もとに回る
「もう一度、だ。俺は見てねぇからな」
更に奥へと押し込みながら もう一度だと言いつける
「っ!・・・ァ、船長っ、さっきより深、」
勿論抵抗した罰だと笑って告げて彼の膝に手を掛け再び押し開く
「目の前で 産んでみな?」
意地悪な顔をしているんだろうなと自覚しながら、ローは恋人に向かって微笑んで宣言する
「俺が納得するまで何度でもやらせる」
絶望と屈辱に青ざめるキャスケットの顔もイイなと眺めながら すり・・・と手触りのいい彼の足を撫でた





「は、ぁ、はぁ、・・・も、せんちょう、許してっ」
何度目かの排出の後、キャスケットはぼろぼろと涙を流して許しを乞う声を上げた
繰り返させるうちに羞恥心も麻痺してきたのか彼は素直に従いはじめたのだが、抜け落ちる瞬間の感触が
堪らないらしいキャスケットは脚を震わせて身を戦慄かせた後、声を上げて泣き出した

ここまできては調教も意味がない
ローなりに彼の事を可愛がっているので キャスケットの許容ギリギリのところでなければロー自身も楽しめないのだ
(ペンライトでイくまで産ませようと思っていたんだが・・・)
泣きじゃくる恋人を抱き上げ背をさすると、キャスケットは必死の様子でローにしがみついてきた。
苛めた本人に縋って泣くのだから彼も相当ローに惚れ込んでいる
「悪かったな。もういいから、泣くな」
瞼や頬に口付けながら優しく囁く
唇にキスしないのは泣いているキャスケットにキスを仕掛けると彼の呼吸が怪しくなる為で、
苛めすぎたとしても誤魔化すのは簡単だと顔中にキスを降らせながらキャスケットの腰を持ち上げる
「・・・、あ!」
ずぶりと一気に埋め込んで 対面座位に持ち込む
ローには多少動きにくい体位だが向かい合わせでしがみつくこと出来るこの姿勢はキャスケットの機嫌を取るのに適していて
泣かせてしまった時の定番だった
(まぁ、顔も見えるし俺も嫌いじゃねぇけど。)
片手で彼の腰を支え、ほったらかしだった胸の飾りに手を伸ばす
感じ始めたキャスケットが仰け反れば舌で弄ることもできるしそこから正常位に持ち込むのも簡単だからローとて不満はない
泣かせた後は有耶無耶に抱き倒して済し崩しにするローが翌朝まで腕枕してやったりといつもより甘やかすので
なんのかんの言って二人は上手くいっている
もう少し慣れればうまく加減出来るとも思うのだが、時折こうしてローも好きなだけ恋人を弄りキャスケットも思い切り
甘やかされるのも上手くいく秘訣かもしれない
(どちらにしろ、互いに理想の恋人になれるのはまだ先だな)
時間は掛かっても構わない。手放すつもりはないのだからとローは発展途上の恋人を抱き締め、彼の中に情欲を吐き出した







 理想の恋人までの時間




[*前へ][次へ#]

40/100ページ

[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!