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SS置場12
ペンギン予報8 DP
ドフペン最後のターン。あまりエロさはありません。






「んぁっ!」

ぐちぐちと音を立てて掻き回す自分の指に感じきって声を上げる。
ジェルなんか使ってない。なのに、たらたらと溢れる先走りが幹を伝ってペンギンの其処はもう
ぐっしょりと蜜に濡れていた。

「あっ、あ、ぁ、ん、あッ…ん、んんっ!」

前立腺には触れる必要がないくらいにペンギンの感度は上がっているのだ。
乱雑に抉る指が時折掠める度に自分の口から高い声が零れ出た。

「これはまた・・・」
随分といやらしい身体だと笑う声で飛びかけていた意識が現実に引き戻される。
こんなに熱心に誘われちゃ喰わないわけにはいかないなとペンギンの脚に手を掛けた男の持ち物が
ふと目に入って、それまでとは別の悲鳴が飛び出した。
「無理っ!無理だ、そんなの絶対入らない!」
これだけの体格差を考えれば当然かもしれないが、馬と交われと言われた方がまだ無事に済むかもしれない。
「こんなに慣れてそうなのに?」
「・・・っ、ん、」
動きを止めたペンギンの指が引き抜かれた其処が物欲しそうにひくつくのが見えなくとも感覚で分かった。
だが、感度が良いからといって経験値はそう高くない自分の身体がこの男の持ち物を受け入れられるとは
到底思えなかった。
「む、無理・・・本当に、無理・・・」
恐怖で青褪めるペンギンの顔を見て、流石に本当のことを語っていると悟ったのだろう。
しょうがないなと肩を竦めるドフラミンゴの様子から、諦めてくれたかと安堵の息を吐こうとした瞬間、
両の足首が掴まれ、がばりと両側に大きく持ち上げられた。

「ひゃ、あぁぁっ!?」

今の己の格好もとんでもなかったが、それ以上にとんでもない事をされている。
(し、舌・・・っ、うそ、だろ?!)
ぴちゃぴちゃとわざとらしく音を立てて、ペンギンの其処が舐められている。
「ゃっ、ひぅ、んんんっ、あぁ・・っ」
初めての感覚に背を震わせ大きく仰け反る。
両足をVの字に持ち上げられて、腰まで浮いたペンギンは今、ゴミ箱に背を預けた格好で、びくびくと
腰を跳ね上げていた。
「ぁあああ!」
爪先まで痙攣させて、もう自分が今どんな顔をしているのかも分からず嬌声を噴き上げる。
(――ふか、深いっ!)
ドフラミンゴの舌はあり得ない深さまで届いて、指やペニスとは違うその動きにひたすら翻弄される。
これ以上感じたらどうなってしまうんだというところまで更に感度を引き上げられ、漸くドフラミンゴの舌が
引き上げる頃にはペンギンはまともに呼吸も出来ない有様だった。

「おい。ちゃんと呼吸しろ。ほら、息を吸え」

思考が働かないまま言われたようになんとか大きく息を吸い込む。
はぁっ、と吐き出し弛緩する瞬間を狙って、とろとろに蕩かされた其処へ楔が打ち込まれた。


「・・・っ!・・・・、・・・・っ、かは、・・・ッ!!」

目の前に火花が飛び散る。
みしみしと引き裂かれそうな感覚を伴って、大きな塊がペンギンの中に侵入していた。
衝撃と圧迫、加えて肉の裂けそうな痛みに声も出ない。
挿入の動きが止まっても、びくりびくりと小さく痙攣を繰り返すだけのペンギンは、最早ドフラミンゴの手が
持ち上げる足首だけで体重を支えられているようなものだった。

「馴染むまで待ってやるよ」
馴染んだら動くぞという恐ろしい宣言だが、幸いペンギンの耳はその声を拾う余裕がなかった。
はっ、はっ、と浅く呼吸を繰り返し、どうにか生命維持に必要な酸素を取り込むだけで精一杯なのに、
"その姿勢じゃ頭に血が上っちまうな"と、今度は乱雑に上体が持ち上げられる。
姿勢が変わるだけで身体の奥が引き攣り悶絶もの苦痛だというのに、下手に動けば更に痛みが増す為、
手負いの獣のように必死に動きを堪えて痛みが引くのを待つしかない。
「随分苦しそうだ。少し気を紛らわせてやろうか」
「ぇ・・・?」
さきほど、ペンギンの後ろを嬲っていた舌が向かい合わせの胸の上を這っていた。
ぷつりと小さく尖る胸の先を刺激しているようだが、少し擽ったいだけだ。
だいたい、男の乳首なんて弄っても仕方ないだろうと戸惑うペンギンを見て、おや、と男は口端を引き上げた。

「下は慣れてるくせに、こっちは未開発かぁ?」
「?!」
面白い。馴染むまでの間、じっくり弄ってやると言われて面食らう。
もしかして男でも此処で感じるようになるんだろうか。
(え・・・。これ以上の悪化は遠慮したい・・・)
だが逃げようにも相手は変な能力の保持者の上に、既に足腰が立たなくなっているペンギンはずっぷり
深くまで楔を打ち込まれている。
押し返そうとする腕の動きは あっさり能力で封じられてしまった。

(今朝の予報、なんだったか・・・)

"観察されじっくりと味わわれるでしょう"
思い出した最後のセンテンツに気が遠くなる。
――おかしいじゃないか。どうすれば災難に遭うのか分かっているのに、どうして避けられないんだ!

この後 船に帰り着いたら抗議して記事を差し止めにしてやると固く心に決めながら、もうどうにでもなれと
徐々に理性を凌駕しはじめた妖しい感覚に全てを明け渡した。



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