SS置場11 支配(前編) C 前に「後でなんとかする」と言っていた書きかけのシャチペン。あと1シーンあるのに寝オチしてしまいました。 残ったとこだけ後日アップに…短くなるだろうなぁ…1場面だもの… 挿入で切ればキリがいいけどそこで 年を越すのはちょっとなーと思うので後日分が短くなるけど書いたとこまでupしちゃえー ヤってるだけSSです。ヤってるのにエロくない(最近あっさり書いてしまうので艶が足りなーい) ふたつとも後編?を残したまま年内最後の更新です。皆さん良いお年を! 今年は再会があったし公式で 得物は出るしで良い年でした。船長とクルーが同じコマに居るのを拝めて幸せでした〜v 「あ、ちょ、やめ、触るな・・・ッ」 んん、ん、・・・と 抑えきれない声が鼻から抜ける。 「船長の調合した媚薬は効くだろ?」 健康嗜好だから習慣性になるものや身体に悪いものは一切入れずに作ってもらったし安心しろよとシャチが笑う。 "ペンギンの為に特別に作ってもらったんだ"と得意気に言って、朝までたっぷり時間はあるから存分に味わってくれと クリームケースの中の媚薬を指で掬い取った。 「数時間で効き目は切れっから」 「っん、」 追加の媚薬を大量に絡めた指を、既に十分塗りこまれ発情しきっている秘部へと忍ばせる。 いやだ、これ以上の塗布は止めてくれという訴えは声になる前に喘ぐような甘えた吐息に変わってペンギンを赤面させる。 そればかりか、数十分前まではただの排泄器官だったその場所は 無遠慮に中を探り媚薬を塗り込めていくシャチの指を 嬉しそうに締め付け、ひくりと小さく喘ぐように蠢いた。 なるほど、確かに船長の腕は抜群だと目一杯の皮肉は残念ながら胸中で嘯くのみだ。 口に出して文句をいう余裕なんてどこにもない。 シャチ曰く船長特製の薬は塗布された途端に熱を持ち始め、じんっと疼くそこを指で触れられると腰まで痺れるような 堪らない快感が背筋を駆け上がる。 "触らないでくれ"と訴えたい。 だけど、放っておかれても次第に膨れ上がってくる疼きにじっとしていられない。 一旦離れたシャチの指が戦慄く秘部をつんと突つくだけで声を上げそうになるのだ。 洗い流して効き目が薄れるのならなりふり構わずそうしたい。 だから放せとペンギンを押さえ込む仲間の腕から逃げようとしても、くぷりと中まで侵入する指ひとつで足腰が萎えた。 「っ待・・・、あ!あ、動かす、なっ・・・」 媚薬を塗り込めながら、拡げるように蠢く指が腸壁を掻く。 その度にびくんと脚が跳ね、宥めるように引っ掻く指が送る刺激で自然と腰が浮き上がる。 「ほら、随分気持ち善さそうじゃん」 気に入った?と笑ったシャチは遠慮もなく指の数を増やす。 苦しいはずなのに。 無理矢理に拡げられた孔は引き延ばされた薄い皮膚をなぞられるだけで気持ちよさにぶるぶると腰を震わせる。 「ァ、ばか、ヤ…」 大きく膝を割られ、片方の脚を肩に担ぐように引っ掛けるシャチの目前に、最も隠しておきたい場所が全部晒されている。 「ひぅっ」 見るな…と声に出す前に、服に隠れ陽に焼けない白い内腿をシャチの舌で舐め上げられ、ひくりと震えた喉が悲鳴を上げる。 じゅ、と痕が残るほどキツく吸い上げられても、感じるのはじわんと痺れる快感ばかり。 自分達は同室の仲間のはずなのに。 こんな事、するような仲ではありえないのに。 「・・・んで、こんな、ッあ」 脚に感じるシャチの舌が、唇が、徐々に上へと辿っていく。 ちゅ、ちゅ、と脚の付け根付近にも幾つかの痕を付けた唇は、そのままシャチの指を飲み込んでいる場所へ吸い付いた。 「あっ!や、嘘、だろ、止めろ、シャチッ」 そんな場所に口を付けるなどと、予想もしていなかったペンギンは慌てた。 なのに、それを楽しむようにシャチは今度は完勃ちの性器へと舌を這わせる。 「やめろ、これ以上は冗談じゃ済まなくなるッ」 今ならまだ収められるという最後の説得に、蜜を零す先端を虐めていた舌が離れた。 「らしくねーな、ペンギン。冗談でこんなことすると思うか?」 「ッあ゛!」 言うと同時にナカを探っていた指が神経の束を押し上げる。 込み上げる射精感に、きゅう、と収縮した孔から一気に指が引き抜かれ、その堪らない刺激に仰け反って悶える身体に シャチがのしかかった。 「冗談なんかじゃねーって、存分に味わってよ」 口調は普段と変わらない。だから、こんな場面なのに今にもジョーダンだってと笑うような気がして 思わず相手を見上げた。 目の前にいるのは仲間のシャチだ。仲間うちでもとりわけ親しいはずのクルーの顔を、まだ信じられない思いで眺める。 「・・・ァ、」 押し当てられた熱を、まだ理性の残る頭は駄目だと拒否した。 だけど、身体は疾うに陥落していて、なくなった指の質量を求めてひくひくと迎えるように小さく戦慄く。 「ほら、欲しいって言ってんじゃん」 ペンギンのここ…という囁きと同時に、ペンギンのナカと同じくらい熱いシャチの分身が押し入ってきた。 びゅく、と何度目かの白濁を噴き上げる。 「ゃ、ぁ、ゃめ、動く、なっ・・・!」 吐精の最中も止まらないシャチの抽送に堪らず泣きが入った。 もうイっているのか違うのか、それすらも分からないくらいの熱に浮かされて、喘ぎすぎて掠れた声でやめてくれと 懇願するのに、まだ終わりがないのだ。 怖い、と痺れた頭で思った。 これ以上煽られたらどうなってしまうのだろう。 薬で無理矢理引き出された快感は果てがなく、突き上げられるほどにもっと欲しいと身体が啼く。 「ん、・・・・」 閉じることを忘れたペンギンの口から零れた唾液を舌が拭い、そのまま、唇が深く重なる。 何度、唇を合わせただろう。 舌を絡め、唾液を啜り、深く口付けている相手がシャチだという認識はもう薄れていた。 「・・・っは、」 再奥まで突き上げられ、堪えきれなかった熱をまた放出する。 自分の身体が弾け散りそうで、いつの間にかペンギンの腕は目の前の相手にしがみついていた。 「感じすぎて怖い?」 よしよしと頬を撫でるくせに、シャチの熱はまだ弾けていない。 イキすぎてくたくたなのに、動かされるたびにまた身体に火が着いては我が物顔でペンギンを貪る熱い塊を きゅうきゅうと締め付ける。 この際限なく引き出される快楽はいつ果てるのか。 「ぃや、だ、も、むり、ぁ、あ!また、クるッ、ゃ、あ、しゃち、ア゛!」 さっきから立て続けにイかされて、細かく何度も吐き出した液体はかなり薄い。 それでも収まらない何かが体内に籠もる。 終わりのない絶頂感にがくがくと腰を跳ね上げるペンギンは、その更に奥にある何かを感じて目の前の逞しい体に しがみつく腕に力を込めた。 「ぁ、ゃ、こわ・・・ぃっ」 身体の奥からこみ上げてくる熱がこれまでと違う予感に快楽よりも恐怖が勝った。 呼吸もままならない。 視界だってもう焦点が合わずに半分も見えちゃいない。 浮かんでいるのか落ちているのかも分からず強張るペンギンの背を、誰かの腕がぎゅっと支えた。 は、は、と浅い呼吸を繰り返す唇を誰かの唇が塞ぐ。 最後に達したと同時に意識を手放したのは 酸欠のせいだ、と思いたい。 派手に気を放ったペンギンは、そのまま、脱力する身体と一緒に眠りに沈んだ。 [*前へ][次へ#] [戻る] |