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SS置場8
華道(茶道部番外) LP
前回更新は頂き物(記憶喪失部屋)でした^^ 他の話を書いてたのですが先にこちらをUPします。
茶道部ペンギンのシリーズ番外。もともと変態チャットから生まれたシリーズの為、ローがちょっと…下衆系?
ペンギンが順調に調教されてる感じがします。でも反発してる割には受け入れてると思うんだ、これ。情が移るっていうか
調教系なので愛あるラブラブなお話が好きな方は今回スルーして下さい











本来ペンギンは大勢の他人の前で気後れするようなたちではない。
だが、今のこの状況はそんなことも言っていられない
これまでは気に食わない顧問と2人きりだから応じることが出来ていたのだ
(それを、"外"にまで持ち出すのは 反則だろう)
頭の中で浮かぶ文句は口にすることは出来ない。
既に、そこには自分達以外の人間で埋まっているのだから。

「うちの学生なんだ。受け持っている茶道部の部長をしている。その縁で華道もどうかと思ってな。今日は体験だけさせてみる」
ペンギンの隣で しれっと涼しい顔で曰うのは所属する部活の顧問教師のトラファルガーだ。
どうしてこいつに茶道部顧問のお鉢が回ったのかと思っていたが、どうも家系がその手の人間らしい。
軽薄な野郎だと思っていたが、茶道ばかりか華道も嗜んでいるらしかった

「茶道の作法はそこそこなんだが華道は何分初心者だ。不手際は多目に見てやってくれ」
・・・わざわざ紹介してくれなくてもよかったのに。
親切ごかしにそう言って、ペンギンの肩をぽんと親しげに叩く相手を睨みつけたい心境だった。
余計な注目を浴びるのは困る。
ただでさえ初見の顔ぶれにその場にいた生徒さん達の目が集まっているというのに、トラファルガーの教え子だという
触れ込みで余計に目が集まった気がする
(そもそも、外に連れ出された時点で警戒すべきだったのだが)
きちんと着物を着付けたペンギンは 彼に連れられて外を歩くだけで注目を浴びた。
姿勢も良く、着慣れている様が余計に人目を引く。
別に目立ちたいわけじゃないのだが、連れ立って歩くトラファルガーの容姿が整っているだけに周囲からの視線を避けるのは難しい。
早く目に付かない場所へ行きたいと焦っていたペンギンは、顧問に言われるまま、よく確かめもせずに入った建物の一室で、
外界よりも狭いその場所で更に多い人目がある事に気付いて立ち竦んだ

「気後れしてんのか? 大丈夫だ、ここは俺の通っている華道教室だ」
知った顔ばかりだから遠慮するなと明快な声で言われて引くに引けない状況になった。
人見知りする奴なんだと紹介されてしまい、帰るとも言い出せないまま座らされる
(こんな状況で、華道だと?)
なにを考えているのかと隣の男を窺えば、にっこり笑って道具を用意され 断れずに受け取った。
本当は花等は自分で用意して持参するらしいのだが、トラファルガーの根回しで最初からペンギンの分も用意されていたようだ。
だとすればこれは学校を出る前からトラファルガーが考えていたことなのだろう。
自分はここで何をさせられるのかと冷や汗が背を伝う
「そんな緊張すんな。見よう見真似でいいから活けてみろ」
教師の顔で指導されて、戸惑いながら生花と鋏を手に取る、その瞬間を狙って 中に含んでいた異物のスイッチがONになった


(あっ・・・!)
びくり、と 震えた手先が狂って鋏を取り落とす。
かちゃんと小さく響いた音は 周囲にいた他の生徒方の注意を引いた。
気付かれるのは不味い
ヴヴヴ・・・と 体内で響く振動音は外には漏れていないだろうか。
思わず焦りが顔に出たペンギンに、トラファルガーが優しく声を掛ける
「慌てんな。ほら、鋏を拾って、花は好みの長さで切ればいい。葉も 多すぎるものは落として」
言われるまま持ち直した鋏を手にした花に近付ける
華道は本当に門外漢だが、とにかく一つ作品を作ればこの華道教室を出ても言い訳はたつ。
本やテレビで見たものを思い出しながら 多すぎる葉をいくつか切り落とす
その間も悪趣味な玩具は振動を止めずにペンギンの神経を掻き回していた。
"立てなくなってしまう前にここを出なければ"
それだけを考えて機械的に手を動かしていると、ふふ、とトラファルガーの笑う吐息が聞こえた途端、ローターが振動を強めた

「・・・っ!!」
飛び出しかけた声は息を飲んでやり過ごした
だが、咄嗟に硬直した指の力は鋏に伝わり せっかく葉を落とした花を切り落としてしまう。

ジャキ、と音がした時には ぽとりと首の位置で切れた花が床に転がっていた

「おいおい。いくらなんでも斬新すぎるだろ。そんなとこで切っちゃ活けられない」
おどけた口調のトラファルガーの言葉は他の生徒の目を集めた。
視線を避けるにはペンギンは顔を伏せるしかなく、依然強震する玩具に声を漏らさないよう唇を噛み無言で俯く

「なんだ、それくらいの失敗で凹むなよ。ホント、おまえは気に病みがちだな。それさえなけりゃ完璧なのに」
面倒見の良い教師の仮面。
その仮面の下で愉しそうに舌を出して笑うトラファルガーの手で不出来な生徒に仕立てあげられていくペンギンはその不満を
述べる余力もない
「分かったよ。見本に俺が作るから、おまえは見ていろ」
な? と、優しく諭すように言う顧問に頷きを返す事しか出来なかった
本当は 具合が悪いだとか気分が悪いだとか言い訳して退出したかったのだが、今のペンギンでは立って歩くのも厳しい

(ぁ・・・あっ、・・・ぁ、)
ひく、と肩が震える
唇を噛んでいないと声が零れてしまいそうで、叱られて泣くのを堪える子供にも見える様子でペンギンは座り続ける。
"見ていろ"と言われても、目を開けているのも辛かった
(ん、・・・っん、く)
もじもじと揺れてしまいそうな膝をぎゅっと手で押さえて耐える。
その手もぶるぶると震えていて、強張る頬だとか辛そうに閉じられた目だとか、もし この部屋にいる他人に見られでもしたら
ペンギンが何に耐えているのか勘付かれてしまうかもしれない。
上がってしまいそうな息を意識してゆっくり吐き出す
だがその吐息も震えていて、隣で活けていた妙齢のご婦人が不審そうな視線をペンギンに向けていたが それを
取り繕う余力は既にない
「・・・っく、・・・」
必死で、声を押し殺す。
周囲から刺さる視線は 顧問に呆れられて落ち込む生徒への同情を含む物と 様子のおかしいペンギンを心配するもの
(中には訝しむものも含まれていたが)、様々な視線が混じっていたが、こんな場所で玩具による快楽を楽しむ自分を
嘲笑っているようにしか感じられず、羞恥のあまり伏せた顔が赤く染まる
ペンギンが教室内の視線に身を震わせて耐えている間もトラファルガーはさくさくと花を活けていた

「ほら、これでどうだ。おまえの切り落とした花も有効利用したぞ?」
「あら、さすがにお上手だわ」
トラファルガーの作品を誉める声がいくつか上がる。
見てみろよと話す顧問の手が、促すように何気なく背を叩くと見せかけて、すぅっとペンギンの背筋をなぞった
「・・・っ!」
びくっと仰け反りかけた身を必死で抑えた。
肩が跳ねた拍子に熱を持って霞む目が薄く開いて周囲の景色が飛び込んでくる。
さっきまでキツク閉じていた目の焦点は 目の前の作品ではなく、それを見る生徒さん方の顔に合った。
ペンギンの目の前にある作品へ注がれているはずの視線が、全て自分を笑うもののように感じて ぶるっと膝が震える

「どうだ? 結構イイだろ」
すぐ隣に居た顧問の声が耳元で聞こえる。
熱に浮かされたような目をしたペンギンは、潤んだ瞳で はい、と震える声を返した
「はは、泣くほど感動したか? 随分と感激屋だな」
「あら・・・」
ついには涙の零れた顔を、さりげなく手で押し伏せさせたトラファルガーの機転で周囲が好意的な解釈をしてくれる。
まだ学生さんだものねと微笑ましく見てくれた生徒さん達が作品を作り終えて片づける間もペンギンはそのまま
隅に座って震えていた
「こいつが泣き止んで落ち着くまでついているから」というトラファルガーの言葉に全員が頷き 2人を残して出ていく間際、
生徒の奥様方の話し声から この華道教室がトラファルガーの血縁の経営するものだと分かったが今更それも
安心の材料にはほど遠かった



しん、と 2人を残した全ての人間が去った後の室内に沈黙が降りる

「さぁ、居残り特訓を始めようか?」
この後は部屋を借り切っている、茶道部の続きをしようぜと顧問が告げる。
部屋に誰もいなくなっても顔が上げられないでいたペンギンの顎を持ち上げ、間近に覗き込まれて一層頬に血が集まった
「ンだよ。気に入らなかったのか? 違うよな。てめえ、見られてる中 イッただろ」
かぁっと目の前が赤くなった
そうなのだ。あの時、背に触れた顧問の手で、ペンギンの雄は果ててしまった。
丁度、目を開けてしまった為、自分の方に集まる他人の視線を嫌というほど感じながら それでも熱の放出は止まらなかった

「慣れればクセになんじゃね? おまえ、下着を脱がせただけでおっ勃つ変態だもんな」
「ちがうっ」
思わず反論が飛び出る
だがトラファルガーに気を悪くする様子はない
「・・・ああ、そうだな。今日は下着は穿いてるか。穿いたままでも射精すンだ?」
くく、と笑った顧問の手がペンギンの腰に回る
袴の紐を解くつもりだと分かって 嫌だと身を捩ってもその手は止まらない

「いつもは喜ぶだろ」
「こんなとこじゃ嫌だ」
「"こんなとこ"で気持ちよくイったくせに?」
人目があって余計に感じただろと ほくそ笑まれて言葉を返せなかった
頬を紅潮させて固まったペンギンから、トラファルガーは簡単に着物を剥ぎ取っていく。
脚を露出させられると もう抵抗する気力も無くなった
こんな格好では抵抗すれば時間を食うだけだ
いつまでもここに長居するのは落ち着かない。さっさと顧問の気が済むよう付き合ってここから帰りたかった。
諦めたペンギンの足を揃えさせ、顧問の手がそろそろと下着を脱がせていく
(なんで、こんなゆっくり・・・っ)
一気に脱がされる方が羞恥も一瞬で済む。少しずつ脱がされていくのは余計に恥ずかしいのに。
外気に曝されていく性器が恥ずかしげにぷるっと震える
そこから、少しずつ離れていく下着に にちゃりと糸が引くのが見えて ペンギンは首まで赤くなった
「あぁ、たくさん出したな。イったのは一度じゃないのか?」
水分を吸った下着が床に放り投げられ、べちゃっと重そうな音を立てて落ちた。
答えられるわけのない質問に唇を噛んで目を伏せていると、
「あああっ!」
ペンギンの中にあるローターがまた振動を増した

「あっ、あ、やめっ!とめて、くれっ」
「答えろ。」
ぶるぶると首を振って拒絶する
それを怒りもせずに トラファルガーは震えるペンギンの膝を開いてM字に立てさせた
「何回、イった?」
くちっ、と顧問の指が慎ましやかに閉じているペンギンの後孔に触れた。
この中にいやらしい玩具が入っているとは思えないほど健気に窄まっているそこに、前からの体液が零れ落ちてくる
「下着を着けさせてやっただろ。穿いてなきゃ、すぐにバレただろうな。気を使ってやったのに、答えない気か?」
前からの蜜を絡めた指先で くにくにと入り口が揉み込まれる
その刺激に慣れているペンギンは声を上げて仰け反った
「ぁ、あ、にかいっ、二回、だけっ」
「本当かよ」
くすくすと笑う顧問は信じていないようだった
だが、ペンギンを弄る彼の様子に不機嫌は見られない
「嘘じゃないっ ぁ、もう、これ、取ってくれ、よ」
機嫌が悪くないならお願いすれば聞いてくれるかもしれないと ローターを出してくれと言うと、つぷ、と指がめり込んできた
「はぁっ、ぁ」
ペンギンの両足が快感に耐えて突っ張る
ぶるぶると震える手は いつの間にか顧問の肩に掴まっていた
「気に入ってそうなのに。コレで二回もイったんだろ」
「んぁっ!あああ」
コレ、と言いながらトラファルガーはローターを前立腺に押し付けた。
強すぎる刺激で跳ねたペンギンの体は 顧問の指ごとぎゅうぎゅうと締め付ける
「ほら、喜んでんじゃねぇか」
ぐりぐりと押さえられ、振動に身悶えながら、嫌だと繰り返す
「頼むからっ、取って、ああっ!」
「こんなにおっ勃てておいて、説得力ねぇって」
ぐしゅぐしゅに濡れてんぜと性器を掴んだ顧問の手が上下する。
反論するはずのペンギンの声は 意味のない音しか出せなくて、まともだった思考も次第に快楽に溺れていく

「入れるぞ」
宣言と同時に中を擽っていた指が引き抜かれる
否とも由とも答える前に、灼熱の塊がペンギンを貫き、まだ胎内にあったローターを押し上げて入ってくる
「ああっ、あっ、」
大きく脚を開いて受け入れる、その行為に馴染んだ身体はすんなりと彼の侵入を許した。
のみならず、欲しかった刺激を喜ぶようにその熱を包み込み喰い締める
「嬉しそうに呑み込むよな、おまえのここ」
ずずっ、と一突きされて嬌声が漏れた
欲に支配されたペンギンの身体は もうトラファルガーの意のままに操られるだけだ
「てめえ、視線にも感じてただろ。今度 露出にも挑戦してみるか?」
何を言われているか、理解が追いつくのはいつも全てが終わって熱が冷めてからだ。
その時もペンギンは自分を突き上げる塊に意識を持っていかれていた
「寮で同室の奴が居たよな。あのちっこいの。あいつの前でオナって見せてやれよ」
"実行の証拠に あいつに動画撮ってもらうんだな。
てめえの携帯じゃ駄目だ。あいつの携帯で録画して俺に見せに来い"
ねっとりと深いキスをされながらの命令に こくりとペンギンは頷く。
その命令の意味を理解して頭を抱えるのは この後 十分に快楽を貪り身体を貪られた後のことだった









 課外授業

録画だけだ、あいつには絶対手を出すなと引き替え条件を約束させる
「なんだ、妬いてんのか」と笑われて そんなわけあるかと思い切り怒鳴り返した









キャスがローとの事を知ってるのはこういうわけだったかな?と。 ペンギンが首から切り落とした花を
尿道につっこもうかなとか、ローターを取って取らないのくだりのところで「取ってほしかったら取りやすいように
自分で開いとけ(穴をじゃなくてお尻の肉を広げとけって意味です)」とかやろうかなーって考えてたのですが
そこまで下衆にしなくてもいっかーと止めました。注:茶道部の居残りの延長で街中の華道教室に出てます
茶会の宿題だからしかたないけどこれロシャチでやりたかったなー



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