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SS置場1
稚児3 E

拍手SSSログ。 お稚児キャスシリーズ。  旦那様のターン!!! なのでOKな方のみスクロール。







横たわる旦那さまの胴を跨いでしゃがむキャスケットの両膝に旦那様の手がかかる
「・・・・。」
ローに不安そうな顔は一切するな と教えられたキャスケットは できるだけ表情を動かさないようにと、
そのことばかりを考えていた
「あ・・・」
胴を挟むようにしていた脚が、旦那様の手によって水平に近くなるまで開かれる
ここで恥ずかしがってはいけない。
(感情を、できるだけ、凍らせる)
親父の喜ぶような事は一切排除しろ。その方が早く解放される
ローの教えを、声を、思い出す
(恥ずかしくなんか、ない)
本当は死ぬほど恥ずかしいのに。
恥ずかしければ恥ずかしいほどキャスケットは必死で表情を殺す

けれど。
そんな事はお見通しの旦那様には、その様子が一層の楽しみを与えている事に 表情を隠す事で
精一杯のキャスケットは気付けない。
旦那様が無表情を通すキャスケットを、胸中ではほくそ笑んで視ている事も。
――そのまま膝は閉じるな
そう命令されて、キャスケットは先程旦那様に開かれた膝を大きくM字に開いたまま固まった
旦那様が 何もかもが丸見えになるその姿に満足そうに息を吐く

「そのままゆっくり腰を下ろせ」
言われた通り、ゆっくりと降ろしていく
「ひ」
だが、入り口に旦那様が触れた途端、キャスケットは悲鳴を上げて動きを止めてしまった
中途半端な姿勢のまま固まった脚が不安定な状態で ぶるぶると震えている
「そのまま座るんだ」
キツイ口調の命令に、覚悟を決め ぎゅ、と目を硬く閉じて腰を下ろしていく
「ぁ・・・あ・・あ・・・!」
めりめりと裂かれるような感覚に耐えかねて声を漏らす
ぐい、と下から腰を掴まれて、一気に全部呑み込まされた
「ひぐ!」
その衝撃に耐えかねて大きく身を仰け反らせるキャスケット。

「膝は開いておけ」
言われて思わず閉じた膝を再び開いた
旦那様の腹の上で膝を開いてしゃがんだポーズのまま、震える吐息を浅く繰り返す
呼吸を整え終える前に次の命令が与えられた
「そのまま腰を前後に振ってみろ」
「・・・・・っ・・」
全て含まされた時点で、キャスケットの脚はほとんどその力を失っていた
「ぅ・・・・」
脚の力だけでは動けそうにない。
そろり、とキャスケットは旦那様の腹の上に、手をついた
「あぁ、待て。 反対だ。手をつくなら後ろに」
言われて、慌てて腹から手を退ける。
(うしろに・・・)
腕を後ろにまわすと、旦那様の胴の上には乗せられなくてキャスケットの手はシーツの上に落ちた
「ぁ・・・っ」
後ろに仰け反るようなそのポーズは先ほどよりももっと股間が開き、ぎちぎちと呑み込んでいるその部分まで
旦那様の目前に晒す事になった
キャスケットの、それまでの無表情の仮面が剥がれ落ちる
                                  
頬のみならず、胸元までもうっすらと赤く染めるその様子は一際ひときわ 主人の目を愉しませた
くつくつと喉の奥で小さく笑う
「どうした。それで終わりか・・・・動けないか?」
言うが早い、旦那様の大きな手がキャスケットの腰を掴む
「! ぁ、あっ、あ!」
そのまま強引に前後に揺さぶられて、抑えきれない声が漏れ始める
「・・・んっ、・・んぅ!」
その上、下からさらに突き上げれて、キャスケットの細い体が旦那様の上でがくがくと揺れる
ローによって慣らされた体が主人の愛撫に応え始めた
「くう、ぅんっ」
仰け反り、脚を震わせて揺さぶられる体が、含んだ旦那様に馴染み始め薔薇色に染まる
「あ・・・っ」
その細い喉を晒して空を見つめるキャスケットの目が与えられた快楽に霞んで潤む
息を詰めて切なげに身を震わせる様に 知らず旦那様の喉がごくりと音を立てた
突き上げが激しくなるごとにキャスケットの声が艶を帯びていく
15にしては幼い顔立ちの稚児が腹上で身をくねらせるその様子は見る者の目を愉しませた
感じているのは痛みだけではなく、紛れもない快感――
この稚児は見た目とは裏腹に 淫蕩な体を有しているらしい
(・・・ふふ。 随分と慣れた体だ。誰に、仕込まれた?)
一から育てるという楽しみは無くなったが、多少仕込まれてはいるもののまだまだ開発の余地はある
くくく・・・・
主人の喉から愉しげな笑いが漏れる
(誰だか知らぬが、この体はこれからもっと淫らに育つ)

あああ、あ、あ

キャスケットの嬌声が、濃密な空気に満たされた室内に響いた―――







おまえが気をやるところはなかなかイイな・・・

力の抜けたキャスケットを横たえて その頬に手を添えながら主人はほくそ笑んだ
さら、と髪へと滑るその手がローの事を思い出させる。
(ロー様・・・)
色々と心を砕いてくださったのに、結局自分は教えられた通りにはできなかった
髪を撫でられながら、ローを想うキャスケットの瞳から一雫の水滴が流れて落ちた
「何を泣く?」
優しい声音で問う旦那様の目は、けれど、愉しそうに細められている
「・・・・」
目元を這う旦那様の舌を感じ、キャスケットは静かに目を閉じる

夜明けはまだ遠い
このまま解放される事はまずないだろう

首筋へと降りてゆく旦那様の唇
こうやって目を閉じていれば、ローのものだと思えるだろうか

――違う。
寝室の薄明かりの中でキャスケットは諦めの色に染めた目を開ける
俺は、旦那様に買われたんだ。・・・想う自由すら無い
この髪の一本すらも―――


 
与えられた自由は―― 夢の中だけ


  
嘆く事すら罪







旦那様には美味しい展開。キャスケットの絶望も旦那様にとっては美酒。 そんな旦那様はそうとう
人生を楽しめる人ですね。なんかドフラみたいな人だなw 次回ローのターン(予定)。時間的に前後
すると思われます。エロシーンが書ければすぐ出せるのにorz 苦手・・・


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