あなたに恋していいですか? . 「まあ、いわゆるマドンナみたいな人なんだよ!しっかしあの子はかわいいよなー…てか美人?」 めったに女の人についてしゃべらない(もともと無口だが)水戸部せんぱいが小金井せんぱいの言葉に何度も頷いた。 「なんかこの夏に転校してきていっきに有名になったよなー。まぁ、あんだけ美人じゃな。あんなにかわいい人みたことねーよ。」 小金井せんぱいどんだけ好きなんだろう。すごい熱弁している。 だが、みんなそれにずっとうんうんと頷いている。 あの火神くんでさえも。 「おい黒子。いまちょっと失礼なこと思っただろ。」 「いいえまったく。」 なんとかポーカーフェースを保った。 「…火神も思うなんて珍しいな。もういっそのことマネージャーでもやってもらうかっ!?いやー、あんな美人さんがやったら俺ら…」 「……あぁーら。あたしじゃ不服かしらぁー。日向くんっ。」 「か、監督っっ!」 いきなりドアが開いて後ろにどす黒いオーラをはなっている監督が腕をくんで仁王立ちしていた。 みんなの背筋に悪寒がした。 嫌な予感がする…… 「今日のメニュー3倍ねっ!!」 「「「「やっぱりぃぃぃぃぃ!!!!」」」」 [*前へ][次へ#] [戻る] |