第5章 5−2 世の中には『漁夫の利』をする人がいます [椎木視点] ―――昼休み――― 俺は今日は学食にしようと、食堂へ・・・。 なにか人たがりができていたので見てみると、そこには予想外の事が起こっていた。 朝の事が『カベ新聞』に大題的に載っていた。 昼に生徒が集まる学食のテラス内に 『謎の仮面男参上!!』 写真付きで載っていた。 椎木 「なんだこれはーーー?」 橘 「ああ、これは俺が新聞部と共に書いたものだ。ちなみに写真は、朝俺が『土見稟』を張って撮ったものだ」 いきなり俺の横に現れ、ご丁寧に説明をしてくれた。 椎木 「きさま〜〜〜」 橘 「言ってなかったか?俺は情報屋。特ダネは、おさえなくてはな。しかし、何かが起きるかは、俺の『勘』であるがね」 ニヤリ顔で・・・ 橘 「世の中は『ギブアンドテイク』でしょ?」 ” 今までの情報を安易に出していたのは、そういうことか・・・。そこまで予想はつかなかった!!” 橘 「正体は不明ということにしたほうがイロイロと、おもしろいでしょ?」 あきらかに『正体は知らないフリをしている、感謝しろよ』言っているような、言動である。 橘 「俺は、とある『パパラッチ』とは違い、正義と真実を伝えるのが真情なんでね」 おそらく例の『パパラッチ』のことをだろうか。・・・ 椎木 「・・・半分は、デタラメ情報じゃねーか?」 橘 「そこは『新聞部』が書いたことだ。それに大丈夫。記事の最後を見てみろ」 見てみると”あくまでも『推測』です”と書いてあった。 椎木 「どこかの『ジョーク品』の注意書きみたいな、逃げ方だな」 と話していると・・・ ??? 「橘君〜。記事見たわよ〜。面白いネタ、つかんだってねぇ。なかなかやるよねぇ〜。こっちでももりあがっているのですよ〜〜」 橘 「麻弓先輩。ありがとうございます」 この人が、例の2年生問題児の『麻弓=タイム』らしい・・・ 麻弓 「どうやって、このネタ掴んだの?」 橘 「まぁいろいろありまして、『鴨がネギを背負ってきた』といいますか・・・」 ”おれは『鴨』あつかいですか・・・” 麻弓 「えっ???」 椎木 「オレは教室へもどる!!」 おれは、バレるとまずいのと、『橘』の対しての怒りを抑えつつ、教室へ戻ろうとした。 さすがに、全学年が集まる『食堂・ラウンジ』である。多くの生徒が食事や雑談をして、例の件でもりあがっている。 盛り上がりは早すぎるが、一応『影響』がでてほしいのだが・・・ これを見ている方すいません。 ドラクエ10に、はまってました。20120925 [*前へ][次へ#] [戻る] |