ヤツらに気をつけろ!?
6
◇◇◇◇◇◇◇◇
散々、亜紀の口内を味わうかの様にむさぼられると、やっと舌が離された。
「つっ、はぁ、はぁ!」
いっ、今何された!? 俺の口ん中に何が入りやがった!? は? なんでっ!?
亜紀は乱れた息をしながら、唖然とする。理解出来なかったからだ。しばらくすれば、気付いた様に 制服の袖で勢い良く口を拭った。
「傷つくな 其処まで嫌がれられると」
「誰のせいだよ! つーか、いい加減に離しやがれ!!」
亜紀は言いながら暴れ出した。理人はそんな様子を見ると、亜紀の肩を押さえつけ、調度亜紀の足と足に挟まれた状態のまま、態とらしくさも悲しげに言うと 眼鏡をはずし、髪の毛をかきあげた。
───もうその頃には、怪しい笑みへと変化していた。
「…だがな、お前はもうすでに 俺の玩具なんだよ」
「 ! 」
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