ヤツらに気をつけろ!?
3
「んで?なんで起こした」どうやら今は、授業中のようだ。みんな英語の教科書を開いていた。英語だから……三時間目か?───よくバレなかったな、俺。すこぶる不機嫌な声で言ってやれば、急に邦光は眉根を下げながら 真剣な顔になり「なぁ、お前、昨日なんかやらかしたわけ?俺、昨日居なかったから」「は?、昨日?何故に?」全く意味が分からない。ってか、さっさと理由を言って欲しい。そんな俺の反応に気付いたのか、一つ溜め息をすると、「今放送で、生徒会がお前を呼び出ししたから。至急、生徒会室までこいってさ」「生徒会だと!?」その言葉に椅子から勢いよく立ち上がる。すっかり忘れていたが、昨日の放課後を思い出す。───あの目に悪い光景を。「やっぱり、どうしても行かなきゃ「ダメだろ」…だよな」俺は仕方なく、生徒会室へと向かった。周りに居た一部の生徒会ファンの連中が 何か亜紀に対し言っていたが、全く今の彼には耳に入らなかった。──慣れとは恐ろしい。・
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