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ヤツらに気をつけろ!?
不運は突然に
『あ・り・え・な・い!!』



だってコレは、どう考えても普通に有り得ないだろ!!確かに此処は男子高だし、ゲイとかホモとかバイとかっ!!そんなのがあるって話はなんとなくだが覚えてたけどさ!!だけどさっ、だけどさっ;;;;。


俺、リアルにその現場に遭遇中です。誰か、助けやがれ(泣)



《30分前―――――》


「うっしゃあ〜!!やっと終わったぜぃ!!」

午後の最終を告げるチャイムと共に 勢いよく立ち上がる亜紀。他の生徒達も次々と片付けを済ますと帰りだした。

「横山〜!横山は居るか!?」
「はい?」
「悪いがコレを 第2資料室まで持ってってくれ」
「げ、マジで!?]
「よろしくな日直!」

担任は俺の肩を軽く叩くとすぐさま行ってしまった。

そうなのだ。今日、俺は日直だ。だが、最悪なことに もう一人は風邪で休みなうえ、俺の相方、東 邦充は部活の遠征で休みだ。


「誰か手伝ってくれぇ〜;;……っても無理だよな」

ん、なぜかって?答えは簡単。この学園は超がつくほど金持ち校なのだ。しかも、山奥に隔離された男子校でもある。俺は外部性だから 初めここへ来たときはかなり微々ったが、兎に角この学園の金遣いは荒いの何のって;;;。


レッドカーペットとかシャンデリアとかさ、リアル無駄遣いだろ;;;……そう思わん?。


まぁそんなわけで、ここは坊ちゃんばかりだから 人の荷物を持つだとか手伝うだとかは有り得ないのだ。ましてや、第2資料室がある場所は、此方から渡り廊下を使って隣校舎まで行き、さらには校庭を突っ切った先にある 生徒や職員が立ち入り禁止区域となっている校舎にあるって言う、支局面倒な場所にあるのだ。入るには理事長や生徒会などの許可が必要になってくる。

「言ってるそばから もう皆居なくなってるし;;」

亜紀は一つ溜め息をすると覚悟を決めたのか、渡された大量にある資料の束を持ち、第2資料室へと重い足取りで向かって行った。



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