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サッカーを楽しまないのは罪だ










「待て!まだ、試合は終わっちゃいない!俺達が相手だ!」



円堂くんが、イナズマキャラバンから飛び出した。
イプシロン、だったっけ。漫遊寺中学と闘って、すごく強い。



「イプシロンの力、思い知るが良い」



デザーム、だったっけ。ニヤリと不気味に笑った。なんだか、サッカーじゃなくて、殺し合いをするような、目。

…佐久間と幸次郎を、思い出す。


案の定私たちはグラウンドに駆け出す。初めて脱ぐかもしれない雷門中のジャージを脱ぎ捨て、ユニフォームをあらわにさせる。

なにやら口論してるな、と思ったら、



「小暮、あいつ…大丈夫なのかよ」


「小暮君か…楽しそうじゃん」


「あいつは漫遊寺の補欠だぜ!?お前と違って実力があるかどうかさえ、」


「染岡くん、サッカーはね、キモチが問題なんだよ」


「…相模?」


「…私はそうだって、ずっと思ってる」



…お父様がどんなに卑怯な手を使っても愛は変わらないように、私のサッカーに対する想いはいまだ、変わらないんだ。



「戦闘開始!!」



3分で決着をつけると言われた、この試合。



「藍!!自分の位置よりある程度上がっておけ!!」


「わかった!」



…今は、雷門。サッカーはキモチの問題だよ。










   宇宙人と戦うなんて、明王に自慢しなくちゃ、











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