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ショット グレイシャー









……


「すっげぇ…凄いな藍!!」


「え…あ、ありがとう」


「お前本当にMFか!?すっげぇ今の技!!なんていうんだ!?教えてくれよ!!」


「…え、えと…」



…昨日の夜、鬼道と私は一緒に寝た。
…ヘンな意味でじゃないよ、泣き止まない私の傍にいてくれて、ずっとお父様のように、私の頭を撫でてくれていた。

…で、朝目が覚めたら私は鬼道の腕の中、ということで、寝不足だし目は腫れてるし、最悪だけど
久しぶりにぬくもりに触れられて、すっごく感謝してる。


…で、今。
イプシロンだか言う宇宙人のサッカーチームが、ここ、漫遊寺中学を攻撃すると宣言していたらしい。

それが今日で、私達はその時間までも惜しまず、練習していたのだが…



「あああああああ…円堂くん、落ち着いて…」


「落ち着いてられないよ!もう一回撃ってくれ!!」



こんな感じで、円堂くんに抱きつかれて…どころか、抱きかかえられている私はぐるぐると振り回されているという状況。



「かっ風丸!助けて…っ」


「いやでも、今の技凄いよ、吹雪と同等かもしれないぜ?」


「褒めるのは後でいいから!
わかったって円堂くんッもう一回撃つから!!」



まだ興奮が冷め止まないらしい円堂くんは、その大きな丸い瞳を輝かせて私を射抜く。

チームメイトの皆さんは苦笑している人、微笑ましく見守る人などさまざまだけど、誰も助けてくれる気はないらしい。



「ほんと、僕のエターナルブリザードに似てるよ」


「え、そうなの?」


「うん、なんて名前なの?
あっという間にゴール前で、ボレーシュートだったね」


「んとね、吹雪くん
今の技の名前は…」










   (すべてを打ち砕く、氷河)











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あきゅろす。
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