「ごめんなさいッ」
「いや、君が謝る必要はないよ…えっと、」
「あ、相模藍です」
私に技を撃てと命令した小さな男の子は小暮君というらしく、頭に赤い眼鏡をさした可愛らしい女の子がお説教中で、私のシュートをもろ顔面に受けた壁山君というらしい男の子は、これまた可愛らしいショートカットの女の子に介抱されていた。
「そうか、よろしくな藍
俺は風丸一郎太、DFだ」
「俺、円堂守!雷門中学サッカー部のキャプテンだ!!
なぁ藍、俺達を探していたって聞いたけど、どうしてだ?」
「…円堂くんたち、宇宙人と戦ってるんでしょ?」
「あぁ、そうだけど」
「私、雷門中学に転校してきたんだけど、戦力になりたくて、東京に行く前にこっちに来て、円堂くんたちを探してたんだ」
「そうなのか!?」
明るい笑顔、隣にはフ、と微笑む風丸くん。カッコイイな、佐久間と幸次郎と、いい勝負だな。
「そおいやさっきのシュート、凄かったな!」
「壁山も無防備だったとはいえ、DFを吹き飛ばしてゴールするなんて、びっくりしたよ」
「なぁ鬼道、藍もサッカー部であいつらと戦ってもらおうぜ!」
「…そうだな」
「!!」
キドウ
キーワード、私がココに来た、理由
「今の俺達にとって、心強い味方だな、一緒に戦ってくれるか、藍」
「…モチロン」
私と貴方は似ているんだって
(貴方のためにココまで来たんだよ、キドウ)
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