雷門2年+君
※オチなん(以下略
はしたない夢主と雷門二年でお弁当
「今日の朝後ろの席の男の子と話をしてたの」
「…話?」
「そう、すっごくどうでも良い話だったんだけど、私途中からもうどうでもよくなんかなくなっちゃって…」
そう彼女は昼休み、弁当を広げながら俺と二年サッカー部メンツの輪の中でため息を吐いた。良いのかお前女一人だぞ。
「因みにどんな話さ?」
「宿題の話から学力の話になったのが始まりで、妄想の話になった時にあっちの彼女さんの話…と言ったら良いのかわからない的なのに続いて、そのあと衝撃的な事実を聞いてしまってさあー…」
「話題の切り替わり早くね?良いのかそんなので俺この話題に入ってたら切り替えに着いて行けなさそうで恐い」
「男の子って普通そんなもんなの?的な話に打ちのめされたから皆に聞こうと思って」
そう言ったあとに、赤いウインナーを口に放り込んで彼女はお茶でソレを流し込んだ。浜野が率先して聞き出す中、霧野が果敢にツッコミを入れているのに苦笑して、俺もお茶で弁当を流し込む。
「で、何よその打ちのめされた話ってのは?」
「うん、あのね、中二にもなってコン●ームを最近まで知らなかったって言うのよその友達」
「………うん?」
「ていうか子供が出来る過程を家庭科の授業で習うまで知らなかったって言うのよ、授粉しか知らなかったって小学三年生じゃあるまいしねえーほんとびっくりしたわあ朝から」
「なあ神童今日のメニューなんだっけ?」
「ああ、今日は紅白戦で守備と攻撃布陣の切り替えを徹底的に…」
「…え、あの、……聞いてます?」
「一年真ん中に置いちゃうのか?」
「検討中だ、」
「一年は技術不足だから逆に攻撃布陣に参加させた方が…」
「……あの、もしもーし…?」
「あ、今日も朝からタオルとドリンクありがとな」
「えッちょ、なんで私無視?!酷い!!!」
やはり期待を裏切ることはなかったが、次回はTPOを考えるんだな
(つまり食事中だ、馬鹿)
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