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    浴衣ノ少年達ガ



※蘭丸女装注意















神童の願いを、叶えてやりたかった。


まあ、恋人同士なわけだし、その願いは俺も同じだ、だから余計、叶えたかったし、俺たちのことを他の奴等に見せ付けてやりたかった。



「…まさか、霧野がそんなことまでするなんて…」


「……うるさいなあ神童は…嫌か?コレ」


「いッ嫌なわけじゃ…!」



ブンブンと繋がれた手を振り回されて、俺は思わず笑みを漏らす。ゆるくウェーブのかかった髪がふわりふわりと揺れた。

無理矢理かぶせた何かのキャラクターのお面を俺から見えない方向につけて、腰には配られていた団扇が刺さっている。ネイビーの浴衣、神童によく似合っていた。



「じゃ、似合う?」


「…ああ、」


「……そっか、よかった」



自分のことを女みたい、だって思うことは少なからず、ていうかしょっちゅうある。中性的な顔立ちとか、髪型とか、物腰とか声のトーンとか、神童への女々しさとか。ぜんぶ含めて。

だから絶対俺たちを見た奴等は男同士だなんて死んでも思わない、確信出来た。


でも、これでも結構、勇気振り絞ったんだからな。



「…きりの、」


「なんだよ、せっかくお祭りなんだからしんみりすんなよ」


「…ん、なぁ、あのな」


「…なに?」



そんなちっぽけな勇気、お前の為ならいくらでも振り絞るさ、俺はお前が、死ぬほど、好きなんだから

そう、俺の勇気はただ、泣いてばかりのお前にはとってもとっても珍しい、笑顔を見るため



「…きりの、すっごくきれい」


「…ん、当たり前だろ」



そうやって、融けてしまいそうな、幸せそうな笑顔を見れるだけで俺は心臓がきゅう、と締め付けられて、それだけでお前の愛を感じられるからとても幸せな気分になれて、神童の手を心臓に負けないくらいきゅう、と握り締めた。









浴衣ノ少年達ガ
これなら手繋いでも、不自然じゃないだろう?







----------キリトリ---------


桐谷がお祭り行って来たから妄想
桐谷雑多だから基本受け攻め逆でも余裕!

蘭丸に無理矢理女装させられるたっくんと迷ったけどこっちにした


露店おもしろかった…!
南沢せんぱいとかとすれ違えば良いよw










あきゅろす。
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