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   ためらう君に口付けて、





彼はキスという行為に躊躇いを感じるらしい。手を繋いだり、ハグしたりするのは躊躇いがないのに、何故もう一歩先のことになると足が止まってしまうんだろう。俺にはわからない。


俺の考えだけで言うと、したくないなんてことは絶対にないんだ。寧ろ出来るなら今すぐ、君に覆い被さりたいところだ。言葉にすると恥ずかしい。でも、自分をセーブ出来るか、そう問われれば答えることが出来ない。自分からならまだ、冷静に自分の欲を抑えられるかもしれないけど。されたりなんかしたら多分、いや絶対、止まらない。彼はどう思ってるのか…聞きたくても聞ける程の勇気は、残念ながら持ち合わせていないんだよな。なあ、どうすれば良いかな?











キス、という言葉に躊躇いがない訳ではない。だけど1つの愛情表現として、その行為は意味深く汚れの無いものだと思う。なのに、俺の中ではもじゃもじゃと糸が絡まったままで、なかなか一本になろうとはしない。


したいかしたくないか、ニ択で問われればそれはイエス、したいに入る。だって彼は俺の特別だから。触れたいと思う。触れられたいと思う。彼がどう思ってるか、わからないからしたいなんて言えない。だってそれは、今までの関係よりも一歩先に進む行為だから。多分された、もしくはしたら止まらないと思うんだ。…どうすれば良いだろう?




















うじうじしてないで、さっさと聞きにいきなよ、ほら












(同じ相談を二回受ける僕の身にもなってよ)








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