ふざけた小説
『俊樹君と昇君』
『俊樹君と昇君』
いきなり部室に入って来た昇(ノボル)は僕に言い放った。
「ふざけんな!俊樹(トシキ)てめぇなめてんじゃねぇぞ!!」
怒り狂う昇。
(…ふっ)
(―…やっと来たか)
僕に昇が近づいて来る。
そして…
「何で俺のリコーダー舐めてんだよ!!?」
と叫んだ。
「…ペロペロペロペロ」
口ずさみながら、とんでもなく嫌そうな顔でリコーダーを舐める僕。
「その顔はなんか傷付く!!」叫びながら半泣きな昇。
(――…無心だ)
(―…あ、昨日のエリンギ美味しかったなぁ)
「エリンギより先に俺のリコーダー返せよ!」
どうやら口に出ていたようだ。(てへぺろ♪)
その後、30分ほどの攻防の末リコーダーを取り替えした昇は泣きながら帰って行きました。
(やっぱり暇つぶしは昇に限るな!)
END
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