止めて下さい、責任転嫁。(韓/微裏)
「撫子ーヒマなんだぜー!!」
そう言ってヨンスは勢い良く私の部屋に入ってきた。
私はやらないといけない事がいっぱいあるってのに、何でこの人はこんなにヒマなんだ。
ああ、世の中って不平等。
そう思いながら私はヨンスをスルーして書類に目を通す。
それでここにサインして、と。
「撫子ー、無視するなんて酷いんだぜ?!」
ヨンスはそう言って後ろから抱きついてくる。
それでも無視し続けていたら、お腹に回されていた手は少しずつ上に上がってきて、胸のあたりを触り始めた。
「撫子ー…。」
ああもう、無視無視。
私があんたとどんだけ付き合い長いと思ってるんだ、こんなのもう慣れっこだわよ。
いっつもさんざん触っていくくせに、まだ飽きないなんてどういう神経してるんだこいつは?
そう思って無視していた、ら。
……あれ?
何か触り方いつもと違くない?
…何か、こう、揉みしだく、みたいな…?
「っヨンス?!」
何こいつ、私の胸揉んでる?!
そう思ってあわててヨンスの名前を呼べば、ヨンスは「やっと撫子反応したんだぜー!」と言う。
いやいや、そんなのんきな事いってられるかバカ!
「ヨンスっ、止めて!」
「なんでだぜ?いつもと変わった事はしてないぜー?」
「いや、大きく違うから!」
「どこがだぜ?」
「え、いや…どこがっ、て……。」
女の子に何言わせる気だこいつ。
その間にもヨンスは私の服のボタンを外し始めていた。
「っヨンス……!」
「…最初に嫌がらなかった、撫子が悪いんだぜ?」
ヨンスはそう言って服の中に手を入れてくる。
なんだその責任転嫁は、とヨンスの手をどけようとするが思ったより力が強くて上手くいかなかった。
それどころか私は、ヨンスに向かい合うようにされた上に両手を片手で一つにまとめ上げられてしまう。
ヨンスはそのまま私の服の前を大きく開けて、下着をつけただけの胸を露わにする。
「止めてっ、ヨンス!!」
「もう遅いんだぜ。」
ヨンスはそう言って私の胸を覆っていた下着をずり上げた。
恥ずかしさのあまり私が目を瞑ると「撫子、キレイなんだぜ?」というヨンスの声が聞こえてくる。
途端に体中を甘ったるい感覚が襲ってきて、うっすら目を開ければヨンスが私の胸の先に吸い付いていた。
「はっ、あ…ヨンス、止めっ…!」
「撫子……感じたんだぜ?」
ヨンスは意地の悪い笑みを浮かべて私を見てくる。
ああそうだよ、こんなの初めてだよこんちくしょー。
そう言ってやりたくても、口から出るのは甘ったるい声だけだった。
「撫子、声がまんしちゃダメだぜ?」
「、だって………ひぁっ!!」
ヨンスにもう片方の胸の先をつまみ上げられれば、なんだか股関がジンジンしだして、私は思わず太ももをこすり合わせた。
それを見たヨンスは胸から手を離して、私の秘部を下着の上からなであげた。
「撫子のここ、こんなに濡れてるんだぜ?」
「う、るさっ…んあっ!」
ヨンスはいきなり私の下着をずらして、指を中に侵入させてくる。
中でくねくねと動きまわるその感覚に必死に耐えていれば、ヨンスは私の太ももに、自分のそそり立ったソレを当ててきて、言った。
「コレの責任は、撫子にとってもらうとするんだぜ。」
ヨンスのその一言で、私はもう逃げられない事を悟りながら、思った。
***止めて下さい、責任転嫁。***
まさかの未遂です!本番なしです!
そしてまさかのヨンスです。
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