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君に届け!(日/甘?)


学ヘタ、菊の後輩設定です。







私には現在好きな人がいる。

名前は本田 菊先輩。
同じ漫研の先輩で、すごく優しくて頭もよくて、私の理想の人間像。



漫研も楽しいし、何より先輩にあいたいから私は毎日休まず顔を出している。



それなんだけど。





「こんにちは菊先輩!何聞いてるんですか?」


「こんにちは、撫子さん。初音 ミクのメルトですよ。」

「あぁー!ミクいいですよね!ツインテール萌えますよねー!」


「ですよね!ネギとか持っちゃってやばいですよね。」






菊先輩は二次元専門だった。


私だって菊先輩にあうまで二次元専門だったから、その気持ちはすごくわかる。



ミクはすごく萌える。
マスターって呼ばれたいって私も思う。



それじゃあ、何で私はミクに嫉妬してるんだろう?




「撫子さん、急に黙り込んで…どうかしましたか?具合でも悪いのですか?」


「あっ、いえ!大丈夫です!なんでもないです!」





菊先輩に二次元に嫉妬してるってバレたらヤバいよね。

絶対バレないようにしないと。





私はとりあえず近くの椅子に座って、机に突っ伏して菊先輩を眺めてみた。



でも菊先輩はメルトと手元の漫画に夢中で気づいてくれない。



あー、なんか眠くなってきた。
そういえば昨日は夜通しリボーンみてたからあんまり寝てないんだよね。





うん、寝よう。

睡眠不足は体に毒だもんね。





おやすみなさい、菊先輩。







 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




…まったくこの子は。


どうして男の前でやすやすと寝てしまうのですか?

私だって男なのですよ?




ああ、なんと可愛いらしい寝顔でしょうか。

これはちょっとヤバいですね。






貴女がそばに居る時はつい本音がでてしまわないように、自分を萌えと二次元で抑えていますけど


今だったら、聞こえませんよね?







「………好きです、撫子さん。」








……コレが、貴女が起きている時に言えたら




最高なんですけどね。








***君に届け!***


(ねえねえドイツー、あの二人いつになったらくっつくと思うー?)


(……俺に聞くな。)









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あきゅろす。
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