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もちろん!(端/甘)


菊の妹設定です。




今日のお兄ちゃんとの議題は究極の萌えについて。


私の萌え?そりゃあもう、バッシュしかいないでしょう?!

超かっこいいし、超萌えるし、まさに理想だよね。

けどあいにく、私にはバッシュに好きだと言える勇気はありませんから片思いだけどね。

それどころかお兄ちゃんにもバッシュが好きだと教えてないし。

けど、語ってやりますよ!
今日はバッシュについてとことん語ってやりますとも!!



「それでは撫子、撫子の萌える髪型というのはどのようなものですか?」

「私はね、肩につくかつかないかの位の長さで、あとの前髪ぱっつんがいいな!(バッシュの事)お兄ちゃんは?」

「私はですね、少し位髪は長くてもいいと思います。そちらの方が様々な髪型ができるでしょう?(撫子の事)次に、撫子はどのような性格の方に萌えを覚えますか?」

「そりゃあツンデレでしょ!ついでに妹には優しくて、一人称が我が輩だと最高!(バッシュの事)お兄ちゃんはどう?」

「確かにツンデレも激萌えですが、私は妹系の方が好きです。(撫子の事)」

「そっかあ!それでね、私は金髪のくせっ毛が好きかな〜!」

「それはそれは。ところで撫子。」

「なあに?」

「どうやら、撫子のあげた条件全てに当てはまる方がおるのですが。特にバッシュさんあたりが。」

「……うん、あのね、お兄ちゃん…。私、バッシュが好きなの!」



そう言った瞬間。

バタン!とドアが開いて、それにもたれ掛かるようにしてバッシュが部屋に入ってきた。



「…痛てて、油断したのである…!」

「あ、バッシュ大丈夫?」



私はバッシュに近づこうとするけれど、お兄ちゃんに腕を捕まれて止められた。



「バッシュさん、盗み聞きはよくありませんよ?」

「………気付いていたであるか…。」



盗み聞き?

あ。

もしかして、あれ……バッシュに聞かれてた?!



「……バッシュ、あの、聞いてた?」

「………………ああ。」



顔に熱が集まって、顔が赤くなっていくのがわかる。

バッシュも私と同じように顔を赤くして、何か言おうとしたけどまた口を閉じてしまった。



「………それじゃあ、知ってるかも、しれないけど…あ、のね…私、バッシュが「撫子、ここにはとんだネズミがいます。場所を変えましょう。」」



お兄ちゃんはそう言って私の手を引いてバッシュの横を通り過ぎようとする。

けれど、今度はもう片方の手が引っ張られた。



「……バッシュ?」


私がそう言ってバッシュの顔を覗き込むんだ瞬間。

唇に柔らかい感触。

キス、された。



あわててお兄ちゃんが私の手を引いたから、すぐ離れてしまったけど。

バッシュは、震える唇で次の言葉を紡いだ。



「…我が家もっ、撫子が…好き、である…!」



見つめあう間もなく、私とバッシュの間にはお兄ちゃんが滑り込んできた。



「駄目です、撫子!惑わされてはいけません!私だってほら、ウィッグかぶれば金髪くせっ毛ですよ?!」

「…………撫子、率直に言ってほしい。撫子は、我が輩を愛して…くれるであるか?」

「………バッ、シュ…!」






気持ちの通じた私達の前には、お兄ちゃんは障害にもならなくて。







***もちろん!***


あなたを一番愛してる!




さっき暗めなバッシュ書いたから明るいのでリベンジ。

神聖ローマのまるかいて地球まじ泣いたよ…!←まだ言うか
あと、ちびたりあのまるかいて地球まじ萌えた!!




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