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怖いならみなきゃいい(米/ギャグ甘?)


菊の妹、アルの恋人設定です。









アルはいつも突然だ。

今日だって、いきなり家に来たと思ったら、「一緒にホラー映画見るんだぞ!ちなみに反対意見は認めないぞ!」と言われて、私は無理矢理アルの家まで連行された。



それで今に至るのだけど。




「ギャああああああおお!怖いよー!こわっ、オおおお!!」




ムードもクソもあったものじゃ無い。


こういう時って女の子が男に抱きつく場面じゃないの?


むしろ抱きつかれてるよ、私。あーアルのお腹柔らかいな。




私だってホントは超怖がりだ。着アリとか見た日はお風呂で髪が洗えない。
目なんか絶対閉じれない。


それをお兄ちゃんに話したらなんかハアハアしてたのは放っておくとして。





アルと私って、怖いと思うポイントが違うと思うんだよね。

そんなポーズきめてる霊がどう怖いのか教えてほしい。




そんな事を思ってたらアルにいきなり話しかけられた。



「撫子!何でそんな平気そうなんだい?!怖くないのかい?!」


「あー、あれはね。それにね、アル。あの幽霊よ―く見てごらん?」


「ああアあああアあ!!怖いよ―!Nooooooo!な、何があるっていうんだい!?」


「なんだか愛しく思えてこない?」


「君達兄妹はおかしいよ!!?」


「ええーそんな事、って!何あれ何か来た!何何何何?!怖っやめてやめてやめてやめて!!!」





私がそう言うと、アルは「DDDDDDDDD!」と笑った。




「何だい撫子!あんなキュートなのが怖いのかい?」


「キュートじゃないいい!あんな血みどろキュートじゃないいいいい!!」


「じゃあ愛しくは思わないのかい?」


「Σ思うはずないじゃん!!」





「…そうか。よかった。」





ふいにそう言われて、「え?」と言ってアルの方をむいたら耳もとでささやかれた。




「…君を愛するのも君に愛されるのも、俺一人で十分だからな。」




「……………っ!」

何よ

急にカッコよくなって。カッコイいじゃないのよこんちくしょう。


これは甘えて何かが起こるフラグ立ってる?立ってるよね?




「…アr「ぎゃあああアアあおお!!っあああああああああ!!」」



「…………ハァ。」






どうせそんな事だろうと思ったよ。









***怖いなら見なきゃいい***





初APH短編。


やっぱりgdgd。







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あきゅろす。
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