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「私なんでもしますからっ…だからお願い……!出して下さいっ、お願いします!」


「なんでもする、言われた事何でもするから…!」




皆恐怖、空腹、そして自由への餓えに、狂っていくかどうかなんて、もはや時間の問題だった。


恥を捨て身を売ろうと乗り出すものが生き残りをかけて仲間同士でも蹴落とし合いを始める。

私は隅で泣いていただけだった。


勝者として外に出た者もいたし徐々に力果て脱落する者もいたが、最後に一掃され残り物として私が唯一その場に居続けた。


何故彼女達があんな目に会わなくてはいけないのだろう。


何故私もこんな目に会わなくてはいけないのだろう。




涙が枯れいても、心ではいつも泣き続けていた。


泣くことに疲れたのかそれから私は体力を無駄に消費しないように隅に固まって動かなくなった。

まだ自分は出れるのだと根拠のない確信があったのかさだかではないが、体力が必要とされる時が来るはずだとなんとなく察していたからかもしれない。



男は何も語らないが私の反抗的な目が魅力的だといい、様子を見に来る事がしばしば増えた。

彼女達とは違い、隅に居座り続ける私の存在が新鮮だったのかもしれない。


男は自分の気紛れで、条件付きの外出許可の取り引きを徐々に持ち掛けてくるようになった。




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あきゅろす。
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