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:..*...Long Dream...*..:
夜叉一族の姫
オレは一体何をしているんだ・・・


なぜオレは神楽、お前を・・・


すまない


お前を失くしてオレの中に
大きな、とても大きな穴が開いてしまったようだ


お前にもう一度逢いたい



神楽








時を越える想い
〜夜叉一族の姫〜







サソリは話を続けた。


「女がいねぇ一族だから夜叉と夜叉との間に
ガキが出来る訳ねぇ。

だから、
夜外に出て女を連れ去って来てはガキを産ませてたんだ。

ま、用済みになった女は皆血を吸われ尽くされて殺されたけどな。

けどある日
夜叉の一人がうちはの女を連れ去って来た。
で、ガキを産ませた。

そのガキを見て夜叉の奴らは皆驚いた。・・・らしい。」


「な、なぁ旦那?その何か言った後に少し間隔あけて
『・・・らしい。』って
言うのやめてくんねぇか?
何となく聴く気失せるから。」


「ソレ言う前に、テメェも語尾に『うん』って付けんのやめろ。」


サソリは顔の影を濃くし少し殺気を放ちながら言った。

「スイマセンした。(何でオイラが)
どうぞお話をお続けください。うん」


サソリは『チィ』と舌打ちをしてから話を続けた。


「それで、その驚いた理由は、女のガキが産まれたからだ。

そこで、
夜叉の奴らはある仮説を立てた。

うちはとの間にできたガキは皆女じゃねぇのか?ってな。

んで、その後こっそりうちはの女を連れてきては
ガキを孕ませては産ませてたんだ。

けど、生まれてくんのは男のガキだけだったらしいぜ。

だから、
夜叉 神楽は夜叉一族で
心底大切に姫として育てられたんだ。」


「なんでそんなに大切に育てられたんだ?うん」


サソリは「そんなこともわかんねぇのかよ バカじゃねぇの?」
と言わんばかりにデイダラの問いに答えた。


「ソイツとの間にできたガキは今までよりも
強い奴が産まれるかもしんねぇだろうが。」


「あぁ。そういう事か。うん」


「しかも、夜叉 神楽は太陽光に当たっても死なねぇから

もしかすると、
産まれて来たガキも太陽光に当たっても平気かもしんねぇしな。」


「へぇ〜。夜叉一族ってのは随分先の事まで考えてんだなぁ。うん」


「ま、自分たちが幾末まで生き残る為だからな。
んでそれから、
夜叉 神楽が五歳ぐらいの頃に
夜叉 神楽と同じ歳ぐらいの
ガキが二人連れて来られた。」


「それは何でだ?うん」


「より優秀で強い奴との間のガキの方がこれまでより、
より強いガキが産まれて来るかもしんねぇだろ?」


「へぇ〜。って事はそのガキ共は強かったって事か?うん」


「さぁな。でも、普通ならそういう事だろ?」


「まぁ、それもそうだなぁ。うん
あっ。そのガキ共の名前とかわかんねぇのか?うん」


「確か・・・、髪が少し長めでオールバックの方のガキが
『月華』(げっか)って名前で
ロン毛の方が『月次』(つきなみ)って名前らしいぜ。」


「旦那って物知りだなぁ。うん」


「フッ。まぁな。」


ちょっと嬉しそうに口角を上げる


「まぁ、もう少し夜叉一族の事知ってるけどな。」


「知ってるとこまで話してくれよ旦那。うん」


「・・・仕方ねぇなぁ〜。」


そう言うとサソリはまた話を続けた。


「それから、夜叉 神楽とそのガキ達は
毎日を楽しく一緒に過ごしたらしいぜ

まぁ結局、三人は親友みたいな感じの仲になっちまったらしいけどな。

だけどな、
月華と月次は夜叉 神楽の事が
好きだったらしいけどな。

でもな夜叉 神楽は二人の事を
ただの親友としか思ってなかったんだけどな。」


「なんか、月華と月次って奴ら可哀想だな・・・うん」


「語尾に『うん』って付けるお前の方が可哀想。」


サソリは自分の前に延々と続く道だけを
じっと無表情で見つめながら言った。


「まぁ、それもそう・・・・・・・・
どうゆー意味だぁあぁぁぁぁぁああっ!!旦那っ!!うんっ!!」


「ほら、可哀想。」


「だぁぁぁぁぁあああああぁぁあっ!!うんっ!!」


デイダラは立ち止まり頭を両手で押さえながら叫んだ。


「話・・・続けるぜ?」


「・・・・・・・・。」



デイダラ撃沈。



「はぁ・・・・。それでだ、
夜叉 神楽はいつの間にか15歳になっていた。

ある日
夜叉 神楽は禁忌を犯した。
一族の奴らに固く禁じられていた


『 外 へ 出 て は い け な い 』


って事をな。
だが、夜叉 神楽は外に出た。

しかも、真昼間にな。
夜叉の奴らは止めようとしたがさすがに
陽に当たっちまったら自分が消えちまうからな。
止める事が出来なかったらしいぜ。」








あとがき

がんばったよ。うん
がんばったよ・・・。

でも
あきらか
文才無いよね?コレ(笑)

自分で
言ってたら
めっちゃムナシなったわ。

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