花園・風紀委員! 仕事 ショウを先頭、オレを最後尾にして着いた風紀の部屋に入ると、心配していたことが起こらないことがわかった。 「…葵李先パイは?」 少し首を傾げて問うと、センが苦笑気味にこたえた。 「仕事が終わったから帰ったよ」 …なぜ苦笑? こちらを向いていた美鶴と灰には驚かれた。 灰まで驚くってなんだ。 そーいや今更だけど、サクと灰のキャラかぶってる。灰の方が喋るけど。 (ジャンピング土下座でお許し願いますby創設者) てゆーかアオ、どんだけ生徒会嫌いなんだ。 「そうそう緋蓮」 「はい?」 「遅れた分は取り戻してね」 そう言ったセンが示した先は、オレの机。 ――――その上の、いつもの1.5倍の書類。 今、たかが1.5倍とか思ったやつ、そこ並べ。沈めてやる。 いつもだって、イスに座って机についた状態で向かい側からみたら、頭の先さえ見えない程の束が机の上を席巻してるんだ。 その1.5倍だぞ? 「………」 風化していきそうなオレの頭に、サクがポン、と手を置く。 哀れに思うなら手伝ってくれ…。 [次へ#] [戻る] |