花園・風紀委員!
ワガママ
数日後。
オレは今、非常に困っている。
「ね、お願い!」
教室でそんな事(手を合わせてそれごしに上目使い)されまらきかないわけにはいかない。
今日も今日とて視線がイタイ。
(入学式を挟んだ)2日目にして、慣れ始めてる自分がこわい…。
「すぐに戻るからさ。ほんとにちょっとだけでいいんだ!!」
オレに頼み込んでいるのは美鶴。
その後ろには、少々バツの悪そうな顔をした灰。
無茶だってわかってんなら止めろよ…。
「部屋見せてもらうだけでもいいから!」
「…ひとつ、きいていいか?」
「何?」
さっきから気になっていたことをきく。
「なんで、風紀の部屋なんかに来たいんだ?」
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