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花園・風紀委員!
チャイム

ピンポーン

 固まった壱を見ていると、チャイムが鳴り響いた。


「誰だ?こんな時間(AM6:00)に…」


 自分の朝の早さが異常なのは知っているため、少々怪訝に思う。

 オレには訪ねてくる友達なんていない(寂しくなんてないからな)から、きっと壱の友人――アイツだろう。

 確か、名前は仁志大洋(ニシタイヨウ)。何回か声をかけられまことがある。
 壱同様不良な仁志が話しかけてくるのは大抵人がいないとき。
 怖いわけではないが、居心地がわるいったらありゃしない。

ピンポーン

 また鳴った。


「おい。行かなくていいのか?」


 返事はない。また口を開こうとすると、

ぴぽぴぽぴぽぴぽぴぽぴぽぴぽぴぽぴぽ

「うるせ―――――!!!」


 そう叫んで壱が玄関へすっ飛んで行った。

 確かにあれはうるさかった。



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あきゅろす。
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