武器庫・厩
的盧
的盧（てきろ）とは、三国志演義で、劉備が愛用していた、額に白い斑点のある馬で、これに乗っていると不幸が起きると言われています。凶馬とも呼ばれています。
三国志演義では、劉備が愛用していました。
元は山賊が乗っていた馬であり、劉表軍が山賊を討伐した時に、劉備がもらいました。
この馬は乗っている者に不幸を成す凶馬と言われています。
しかし、劉備の危機を救ったこともありました。劉備が蔡瑁に追いかけれられていた時、大きな川が道を塞いだ時に、劉備は「悪評をぬぐってみよ」と言って、川を跳びました。
川の中に落ちたかと思いきや、突然飛び上がり、人の背ぐらいある川を跳んだといいます。
実際に不幸が起こった事ももちろんあります。
それは劉備が成都を攻略中に、ホウ統が馬を進めている間、ホウ統の馬の前足が折れたため、劉備はホウ統に的盧を譲りました。そして、攻略に向かおうと落鳳波についた所、劉備と間違われ、張任に矢の一斉射撃を食らって死亡しています。
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