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おほ


あのさぁくのいちのトモミちゃん、ユキちゃん、おしげちゃんいるじゃん?
あの三人を見ていると思い出すんだ。俺の大好きな妹を。いやでも三人いるわけじゃなくてだな…



「ちょっと!」

「…俺?」

「そうよあなたよ!」



ボーッとしながら彼女達を見ていたらくのいち教室の子達に囲まれていた。ハーレムだ!とか言ってる場合じゃないな。



「さっきからなんでしゅか!」

「喧嘩売ってるのかしら?」

「受けてたつわよ!」

「いやあの…」



俺は一応手をあげて敵意がないことをしめす。
そんなことしてもこの子達に通用するわけもないけどな…みんないっせいに攻撃してくる。
まぁ誰だって意味もなく見られたら嫌だからな。自業自得だからなおとなしく殴られとくか…俺はあきらめて体に力をこめた。女の子でもくのいちだからな。絶対痛い。



けどみんながみんなすんでのとこで攻撃をやめた。



「どうしたんだい?」

「私達だって攻撃してこないものには攻撃しませんよ」

「あなたに敵意がなかったのは最初っから分かってましたしね」

「でもなんで私達をジロジロ見てたんでしゅか?」



くのいちのみんなは座り込み俺の話を聞いてる。



「あーいやぁー…俺の妹にそっくりなんだよねー君達」

「「「え?」」」

「おしげちゃんみたいにちっさくてねトモミちゃんみたいに髪が綺麗でユキちゃんみたいに笑顔がかわいいんだ!」



まぁみんなもかわいいけどねそういうとみんなは顔を紅らめた。大人っぽくてもまだまだこういうのには疎いんだなこの子達。



「あなたの妹さんは?」

「…生き別れ」



…でいいのかな?まぁ間違ってはないよな、きっと。
俺はひとりで納得したがみんなは気まずそうに顔を見合わせた。いや君達が焦ることでもないからね?



「すいません!」

「口が過ぎました!」

「いや気にしてないからさ」

「いえでも…」

「いーのいーの。な?」



俺は妹にやるように頭をなでるとみんなは「お兄ちゃんって呼んでいいですか?」と聞いてきた。こっちこそはい喜んでー!な話だったから即答しちまったぜ←



小さくてかわいくて


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