友達
キャラとは絡まない俺だけど友達はちゃんといる。うん。忍術学園の生徒は出てくるキャラだけじゃないよ。モブもちゃんといるんだよ。
けど思った以上にどんどん減ってくなモブの数。だからもう少しで底をつくよ俺の友達は。
でも原作キャラはやっぱり残るね。成績だって常に上位だし優秀。モブは残っても残らなくてもーって感じ。
「名前ー!ご飯行こうよー!」
「おーおー今行くぞー」
今のは同じ学年の俺の数少ない友達のひとり。ちなみに一緒の委員会。あとモブ。でもタヌキっぽいくりくりの目でかわいい顔してる。
同い年以上ののイケメンは死ねと思うけどこいつはかわいい顔だから許す。それにモブだからかなり許す。組が違うからあれだけどな。
気持ちを顔文字で表したら(´・ω・)…だよな。点数でいったら90点くらい。おしい。
「名前今日のランチどっちにするの?」
「俺は勘ちゃんと違うほう頼むよ」
「やったぁ!からあげちょーだいよ!」
「仕方ねぇなぁ」
こうやって俺達はお互いに自分のランチにない食べ物をあげあうのが普通。そう俺達はいたって普通つもりなのだが周りからはよく付き合っているのかと聞かれる。あれだよね。うん。考え方が中学生。まぁ俺は悲しいことに他の奴よりかなり大人だからな。反応はあほかよぐらいだけどな。
俺達はランチを取るとふたりで席に座り欲しいおかずを分け合う。勘ちゃんは自分の頼んだランチについてなかったからあげにめっちゃ喜んでた。
「おーうまそうだな俺にも一口くれ」
そう声をかけてきたのはこっちにくる直前に出てきた原作キャラ。食べるに満たすって書いて"けま"って読む変な名字で異様に目つきの悪い食満留三郎先輩だった。
それと不運が集まる保健委員で委員長をやっている善法寺伊作先輩もいた。
ふたりともあいかわらずイケメン。ちくしょう年上でイケメンとか俺の敵!破滅しろし、マジで。
俺は舌打ちしたあとに善法寺先輩のランチを指さす。
「善法寺伊作先輩に貰えばいいじゃないですか」
俺のランチと同じだし取ってきたばかりで一口も手ぇつけられてないし。ちなみに俺のからあげはすでにかじってある。まぁあげる気なんてないですけどね。
「伊作はケチなんだ。つかお前先輩に舌打ちすんな。」
精神年齢では俺のほうが断然上ですけどねー…ってそんなこと言ってる時点で同じくらいか←
「じゃあ俺もケチなんで」
俺はそういって残りのからあげを全部口の中に入れた。そんな俺を食満先輩はアヒルで殴ってきた。
もうアヒルの常備かよ!そのアヒル!俺はせんべいで殴りかえしておいた。しかも目を狙って。しかも唐辛子のついたせんべいで。俺は涙目になる食満先輩を見て満足して食事を再開した。
友達
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