究極ピンチの私達
こんな状況下の戦場は初めてだ。
学園と敵対する忍軍ばかり
それなりの経験を積んできていたつもりだったがこればかりは…
「どうにか出来るものでもないな…」
周りは囲まれる数約15人
約だからそれより少ないことを願うが文句は言っていられない
睨み合う私達と敵
戦況は明らかに不利だが私達は生きるしかないんだ。
「どうするんかね」
「俺達ふたりじゃさすがに無理があるでこれ」
「こんだけ近くちゃお前らが痛みをともなう奴しか無理だよ…」
「私はトラッパーですよー?」
「分かっている。今考えているんだ、邪魔するな。」
私は頭をフル回転させみんなが無事生還でき尚且つこの状況を打開できる作戦を考えていた。
するとそれを考え終わる前に相手が切り掛かってきた。
「ちっ…林田!私達が怪我を負うものでいい!!広範囲の呪術を!」
「…あい」
「みんなで林田を囲め!」
ここはひとりでも多くの負傷者が出たもの勝ちだと私が指示を出すとみんなはそれに従った。呪術を唱えはじめた林田を守るように囲む私達
しかしたった4人守りはすぐに崩れた。
「やっべ…?!」
「……ぇっ、…」
ザシュッとこの4年間で嫌でも慣れた人の肉が切れる音がした。
だけど切られたのは林田ではなく名字だった。
「木の上…」
そう呟くと傷口を触った名字確かに今敵の忍者は全員地上に降りている。私は小さく周りに伝える。
「散るぞ、木を使え」
リーダーは私だったためみんなは私の命令に従いいっせいに煙玉を撒き散らした。みんな何人かに別れ散っていく。
私はいつも三之助を縛る縄で痛みで声をあげぬように口を縛った。
そして担いで頭に思い浮かべた地図で足を動かした。
お前が居たのは
(偶然か)(必然か)(故意か)(過失か)
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