融解後
指の感触だけがやけに鋭敏に感じて、頭の中が真っ白になるような快感が走る。
「ぁぁっ…はっ…はっ……」
二度も放った筈なのに未だ自分のソレは萎える素振りも見せず、更なる快感を求めるように屹立している。
「ひぃんっ……」
「もう大分解れたかな…」
水音と共にフーガさんが指を引き抜き、今まで弄くってた孔を見る。
弄くられたそこは自分では閉じられないようになって、内襞が何かを欲しているかのようにひくひくと動いているのが解る。
「サイ君、痛かったら言ってね…」
自分の両手首を掴みながら、フーガさんがそう呟いた。
その股間には、先ほどまでは無かった肉色をした逸物がそびえ立っている。
自分のモノとは全く違った、先細りの如何にも獣の形状をして、下部に何もぶら下がっていない。
既にその逸物は白濁で濡れていた、いやあれは自分が放ったものだろうか、
「…ぁ…っ……」
その逸物を見た瞬間に、一気に呼吸が荒くなったような
あれがもしも自分の中を貫いたなら…
自分の逸物より長く太い異種族の男性器。それを見るだけで自分の身体が治まらなくなって、
「…早く欲しそうだね……挿れるよ…」
「…ふぁっ……」
自ら足を開いて、フーガさんのモノを受け入れようとしている。
少し前までは、こんな事をやるとは思いもしなかったであろう。
逸物の先端が孔に当てられ、僅かに入り込む。
それすらもどかしい、一気に貫いて欲しい…早く快感を味わいたい……
「……ふふ…」
「……ひぁぁ…ぁ……っ……!?」
指以上の確かな質量を持った逸物が、自分の中へと実にゆっくりとした動きで侵入を開始した。
決して急に突き入れようとせず、まるで内襞の一つ一つを舐め上げるように。
「…熱…っぁぁ…っ…」
快感が伝わってくる。激しく大きいものではなく、溶けるように小さく確実に延々と続く。
大きい熱を持った逸物が指では届かない所まで侵入を続ける。
未だ全ては収まっていないようで熱が更に奥へ奥へと。
ずるずると深くまで入ってくる……
痛みも苦しみも無く、有るのは快楽だけだった。
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