[携帯モード] [URL送信]
差せる地肌に指と白
色々な事を打ち明けてしまいながらロッシュは一所懸命に取り組んでくれて居て。要は自分の中を丁寧に指を使って掻き回している。それ相応の快感が伝わって、直ぐに蕩けてしまう。
何をどうしたらこんな技術が得られるのかどうか少し思ってみたがやはり自分の経験からこんな指使いが出来るのだろう。的確な場所を指の腹で擦り上げながら前後に動かし、ぐちゅぐちゅ中から音を立てて居て。

「サイ…っ…柔らかいね…っふぅぅっう…」
「は…っあ……っ…」

自分の脇腹辺りに自身を擦り付けながらロッシュが熱い息を顔に吐き掛ける。ここで顔を寄せたりしたならばまた鼻を叩かれると考え、次第に薄れては快感に身を任せて喘いでしまう。
腹部より熱く脈打ち続けているのを感じるそれからまた早目に放たれて直接腹部を汚されながら、自分のそれにも片手が伸ばされ握られた。首の後ろ辺りにロッシュの鼻先がぶつかり、密着がより強くなる。
同時に責め立てられるのはあまり味わった事の無い刺激で、それを扱き上げられると素直に反応し、そのまま中に入り込んでいる指を締め付けてしまったのが分かる。閉じた口から声が漏れる様な快感。

「気持ち良い、よね…っ…そうじゃないなら、こんなにびくびくしなっ、はぅ…んんっ…!」
「っ…くぅ…うぅんっ……」

何かしら言っている様だが、喘ぎが混ざっているのであまり聞き取れはしなかった。快感が走るのは確かだがロッシュも同じぐらい快楽を得ている様だ。
今度は後ろからの刺激で自分のそれが小刻みに脈打ち始めている。体の奥底から湧き上がる様な扱き上げるだけとは明らかに、重なっている為にずいぶん強く感じる。
そしてまた、自分はロッシュの手の中で放ってしまった。数本纏めて受け入れて居た指先を強く締め上げながら。合わせたのかどうかは分からないがまたロッシュが放つ。

「っあぁぁっ…っふぅぅぅっ…!」
「……っは…ぁ……」

やっと落ち着いたのか、視線を落としてみるとそれはまだ脈打っているのだがやっと手が離れて指先が引き抜かれる。雄の匂いが辺りに立ち込める中そのまま抱き着かれた。
口元も近付いて居る上視線を合わせようとしているがここで合わせてしまったらまた流れのままに口が近付き途中で鼻を叩かれてしまうのだろう。と、自分の頭を撫で回された。先程まで自分の内側に入っていた方の指で。

「…あ、ごめん…」
「……あまり気にしてないから、平気…一応は…」

[*バック][ネクスト#]

13/20ページ

[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!