擦れる早さに肌と白
自分がもう一度放ってしまった時には、ロッシュの方は三回程放ってしまって居た。しかも自分の手の中で一行に萎える気配は見せない。出て行く量も濃さもあまり変化した様子は無い。
獣人の成せる技なのか単に自分に体力が無いのかどちらのせいだろうか。後者は間違い無いとは思うが前者は人間と絡んだ事が無いので分からない。そういう自分も中々変な話ではある。
匂いが更に強くなる中で自分とロッシュは変わらず扱き合っている。自分のそれがそろそろ刺激を受けてもあまり反応しなくなって来て、ロッシュは変わらない。びくびくと敏感に反応を見せている。
「…サイ…そろそろ…僕のを、ね…」
「…んんっ…どうしたら、良いのかな…っふ……」
限界が近くてもロッシュは止まらない、自分のせいでぐしょぐしょに濡れてしまった体毛を利用してる様に扱き続けては脈打つのを察知し、自分が達した時の勢いと顔を見ているらしい。
勢いはあっという間に無くなってしまったが放ったものはしっかりと白濁していて、直接ロッシュの手を汚してしまった。やっと手を離してくれて大きく息を吐く。ぐいぐいと引っ張ってくるので同じく手を離して。
「…そろそろ限界、なんだけど……」
「…え、ああっ…そうだ、サイだったんだ…じゃあ、えーとえーと……」
ここでまだ行為を終わらせてはくれない様である。何をするのか考えている間にも股間にはしっかりと聳え立って居て、この先自分の身は大丈夫なのか気になって。
明日は、恐らく眠っている内に潰れてしまうのだろうと何となく感じた。
「…その、僕の後ろも、駄目なんだけど…君のは、その…先輩後輩抜きでも駄目だとは…」
「…………」
「あっでも前もその…あ、いや二回だけだけど…ごめん、その…えっとさぁ…良い、よね?」
自分の身体を寄せようとして、指が後穴の近くを緩くなで回して居るのを感じる。問い掛ける顔は確かに興奮していて、自分の腰辺りには熱いそれが粘液を擦り付けて居て。
「…僕を気持ち良くさせてくれるなら…今はこういう時で、それでも良いのなら…っくぅっ…!」
「ありがとっ…それなら、頑張るからね…!」
別に頑張らなくても、と思っていたがロッシュは構わず。自分の出した白濁と粘液で滑りが良くなって居る指先はあっという間にあまり解されては居ない穴の中に入り込んで内側を刺激して来た。
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