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擦れる両手に鼻と息
痛みも薄れてた所で改めて大胆に自分の身体に手を伸ばして来た。というよりも自分のそれに直接触れられてしまった。刺激に素直に自分がロッシュの手の中で大きくなっていく。

「その…サイも僕のを……」
「…あぁ、それなら……」

吐く息が熱い様な気がする。自分のそれから早々と透明な先走りが溢れてしまう。繊細な毛並みの感触は荒々しくは無いものの敏感な箇所を責められる様で。
熱い吐息を混ざらせながら言われた通りに視線を向けてみると何もして居ないのにびくびくと大きくなり肉色が露わになっていて。
刺激に耐えながら同じく手を伸ばしてみると柔らかい体毛の感触が伝わった。比べるのもあれだがヤクトさんやらよりも触り心地が良い。細めの手で肉色をしたそれの中央辺りを撫でてみる。
種族柄だが指先に感じるのは確かな熱さ。びくっと見た目通りに自分の刺激に合わせて先端から透明な先走りを溢れさせていて。柔らかく握って来たのを感じ、同じく全体を握って緩く上下させ、

「はぅぅっ!」
「…………」

呆気無く自分の目の前で大きく脈打ったのが見えたと思えば、盛大に先端から白濁した液体をそのまま前方に、つまりは自分に向かって飛ばしてしまって。早さの割には強い匂いを漂う精液が身体に浴びせかけられた。 
息を整えようとしているロッシュは手を止めない。次第にせり上がってくると感じながら溢れる先走りの量が増して行く。早目に放って欲しいのか手の動きはかなり早く。
一度達したばかりなのに一層自分の目の前でそれは脈打って萎える様子は全く見えない。今からでも触って良いのか少し判断に困る。そんな中でも動きは止まらず自分は責められて、溜まったものが一気に発散されていった。

「っ…っ!」
「っ」

自分のそれからさっきのロッシュと同じ様に先端から白濁が放たれて、ロッシュの体毛に浴びせられていく。勢いは劣るし量も濃さも少なく薄いが部屋は強いオスの匂いが包まれた。

「はぁ…っ、く…?」
「サイぃ…っ…触って…?」

二人して息を整えていると自分のそれが構わず握られて荒々しい様子で上下に擦り上げられる。精液でより潤滑が良くなり動きが激しくなっても自分に伝わるのは快感だけ。
そうした力加減も実に慣れたもので敏感になっているそれを嫌でも強く刺激されて中に残っていた精液がじわりと染み出し、ロッシュの手に生えた体毛に染み込むのが見えた。

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あきゅろす。
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