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突貫な快感に弾ぜ
「…っ…ひ…ぃぃ……」
「案外簡単に飲み込んでくれるじゃないですか…」
「…やっ…も……っ…ふ…っ…」

指が体内を掻き回し始め、かれこれ数十分は経っているだろうか。今まで以上に敏感になっていて、内部全体が指を締め付けるのが解る。
口を塞げない。唇を閉じようとしても快感の方がずっと強く、エンフィさんは的確に自分の弱い所を指で擦り上げている。もう何回達したか解らない。下半身は自分の精液に塗れてしまっていて。
内部から又々せり上がってくる感覚が伝わって、何とか声だけは押さえようと口を必死で閉じようと

「んくぅ…ひゃ…ぁっ…!」

した所でエンフィさんが耳に噛み付いてきた。結局声を出しながら自分のそれから白濁を飛ばす。
何回も出しているから既に白濁、と言うよりかは薄く濁った液体だ。それでもエンフィさんは一向に手を休める事無く自分を責めていく。
このまま自分の種が尽きるまで延々弄られるのかと思っていたら、確かに自分のそれとは違う何かが込み上げてくる様な感があった。恐らくエンフィさんが狙っているのはそれだろうか。

「随分と感度が上がってますね…そろそろですか?」
「はぁ…っ…ぁ…?」
「サイ、いざとなったら私にしがみついて下さいね……」
「にゃに…っあ…あぁぁっ…!」

何か得体の知れない快感が。まだまだ自分の内部からせり上がっていく。理解出来ない。唯一解るのはもう直ぐ限界が訪れるという事だけ。
両手を開放されても口は押さえられず喘ぎを止める事は出来なくなっていた、言われるがままにしがみついてその時に備える、
丁度鳩尾辺りにに頭を埋めて、更に指が撫で回すのを敏感に、もうじき自分の身体が、

「あ…っ…──…!?」
「……うです…?…何にせよ、今私の声は聞こえていないでしょうけどね」

はっきりと聞こえた。そして感じる。指以上に太いそれの様な何かが自分の身体を貫いている。あまりの快感の強さに必死で声を押し殺した。
自然と身体が激しく仰け反ってしまう。視界が弾けて何もかもが解らなくなる、ひたすらに快感しか伝わらない。このまま自分が壊れるかもしれない程に。
しかも終わらない、延々収まる様子を見せない。自分の身体は一体何が起こっているのかすら快楽に飲み込まれ。

「っひゃ…っひ…──っ…!」
「…………」

しがみついて快感に啼く。それはもう盛大に啼いた。此所が今何処なのかすら頭の中から吹き飛ばしてしまうような快感が、
今まさに自分が全く達していないのが解ってしまった。こんなに気持ち良い筈なのに。もしも今此所でエンフィさんが触ってきたりしたならば。
怖いのではなく、それを望んでしまっていた。

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