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故意で着衣な運動開始
そして、再度約束が果たされていく。前の続きではない。前の仕切り直しで。
念入りな愛撫から再び始まった。頭を撫でていた手がゆっくりと下がっていき自分の首筋から胸板を服越しに撫で回す。
同時に股間にも大きな手が覆い被さって実に緩慢な動きでそこを揉まれて。声が出ないように口を押さえるので精一杯だった。両手を使ってるから一切抵抗も出来ない。
ぐりっ、と指が自分の胸に付いたそこを押し潰し、くぐもった声を漏らしながら身体を震わせてしまう。前よりも確実に身体が敏感になっていた。ひょっとしたら欲していたのかもしれない。

「……そんなに過度に喋ってはいけない訳では無いと思いますがね」
「……………」
「…何ですか?」

片手を口から離して、エンフィさんの手の甲に文字を書く。

『自分で噛み千切った舌ですから、無償で治してくれた人に申し分が立ちません』
「……正直、私が声を聞きたいと言ったらどうしますか…?」
『本当に聞きたいんで』
「ふくっ……」

書いている最中に指先が後孔に突き立てられる。服越しながらもその刺激はかなり強く、声を漏らしてしまった。くすくす、とエンフィさんの笑い声が聞こえる。
と、今度は両手首を片手で纏められ口が塞げなくなる。言葉に表さずとも、自分の喘ぎを聞きたいというのが解った。
そうでなければこんなに愛撫が激しい訳が無いし両手を使えなくする理由もない。啼いて欲しいのだ。しかも身体はより敏感になってしまっていて、

「っふひぁぁ…エンフィしゃんっ…」
「…やっぱり、幾らか喋りにくいみたいですね。そそりますよ、随分と……」

突っ張っている舌はある程度の発音が不明瞭に。若干舌足らずの喘ぎ声は自分が放ったものとしても、随分と艶かしく聞こえていた。自画自賛ではなく。

「……我慢出来ないですね。口、では無理でしょうから…身体を使って貰いましょうか?」

既にエンフィさんの股間は猛りに猛っている。服越しに盛り上がっているのは分かるが、実際直接それを見るのは始めてで。
馬人は大きいと聞いていたが確かに巨大だった。自分に収まるかどうかが不安になる程に。柱の様に全体に太さの違いがあまり見えず、びくびくと脈打って。
そんな代物が、自分の身体に擦り付けられていく。当たり前かの様に服越しに。透明な先走りが服に染み込んでいくのを感じた。強い匂いもそれにまた同じく。

「…あの、匂いが染みっいて…」
「解ってやっていますから」
そんな言葉で塞がれそのまま腰を動かし始めた。自分の鼻先に付きそうな程まで先端が近付き、先走りが流れる様まではっきり見えて。
先走りで濡れた服に引っ張られ、肌が刺激される。これもまた解ってやっていたのだろうか。

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