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不足気味には連続集中
誰も居ないのに、自らベッドの上で四つん這いになった。枕に顔を埋めて、下手に声が聞こえないようにして。
溢れ出ている先走りを丹念に今まで使っていなかった指に塗り込む。片手は自分のそれに、もう片方は、更に後ろの部分へと。
ここまでやるというのはいけない事だと、自分の中の尺度で決め付けている。しかし体の疼きを止める方法は、もうこれしか思い付かなかった。

「ふぐ…ぅぅ…っ…!」

ゆっくりと、自分の孔の中に自分の指を埋めていく。今の状態を誰かに見られたら大変な事になる、寧ろ、それを、欲していたのだろうか。
予想以上にすんなりと二本纏めて指が押し込まれていって。自分はそこまでおかしくなっている事が分かる。欲していた快感に、愚直に自分はそれを扱いていて。
きゅう、と孔の方も自分自身の指を締め付けて精一杯歓迎している。僅かに内側を指の腹で撫で上げるだけで、声が自然と漏れ出た。

「んきゅぅ…っぐ…ぅ……!」

指を曲げて内部を丹念に探り、前立腺近くを撫で回す。強い快感のあまり、びくりと思わず身体が震え上がった。
枕にどんどん涎が溢れ落ちている。其所を何度も擦り、それに合わせてそれからは先走りが尚も流れ続けて。
もっと快感を貪りたい。二本だけ内部に挿れていた指を一気に倍に。四本纏めて、入るがままに親指まで収めてしまう。

「んあ…ぁ……っ…!」

ぐぽぐぽと外に艶かしげな水音が響いた。今や自分の孔の中には、手首まで手が一つ丸々収まりきっている。
各指をばらばらに動かせば内壁が蠢いて、前立腺を急に責め立てるだけで自分の口から喘ぎが溢れ出している。それを弄る手は何時の間にかベッドに置き、体勢を崩さない様にしていて。

「はぅ…っ…んはぁぁ……!」

腰を振ってベッドにそれを擦り付け、先走りで一部だけを濡らしてしまう。更なる快感が欲しい。
ぐちゃぐちゃと音を響かせ続けながら、内部で拳を握って出来る限り激しく前後させた。快感が、突き抜ける。自分で自分を狂わせてしまっている、
段々と視界が真っ白になっていくのを感じた、それが脈打っていく、達しそうになった瞬間拳を深く突き上げ

「……っ……っ…!」

快感のあまり声すら出ないまま、ベッドをより濃厚な白濁で汚した。


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