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被食者は蕩かされて
肌に滑らかな腕が杯回り続ける中、急に服に手が掛けられた。
そしてボタンが一個一個器用に内側から外され、上の服が直ぐ様脱がされて。
ズボンも同じように。シフカさんの吐く息が首筋に当たっている。痛々しい程に立ち上がったそれもきっと見られている。

「……んむ…っ…?」

突然、口の中に指が入り込んできた。特に引っ掛かるような感触も無く、爪が内部に突き立てられる事も無い。
そのまま数本の指が口の大きさを計るように頬に触れ、歯茎を撫でて

「…ん…っ…むぅ……」

口の中で指が舌を摘まんで、ぬるりとその表面を扱き上げる。
局部に見立てているのか、妙な感覚が口から一杯に広がり、瞼の下に涙が垂れる。別段痛みは感じないが。
「……可愛いな…」
「…ぁ…っ…!」

その涙を長めの舌が舐め取りにかかって、思わず目を閉じる。目尻から頬へと舌が這い回り、顔中が唾液に塗れて外気が冷たく感じる。
漸く口の中を掻き回していた指が引き抜かれ、薄く目を開けてみれば自分の唾液でぐちゃぐちゃになったシフカさんの指。
それが糸を引きつつ、自分の後ろに。

「……コッチは使った事あるかな…」
「………っ、くぁ…っ」
「…あるみたいだなぁ?」

たっぷり湿った、正確には自分が湿らせた指がいきなり後ろの孔の中へ。
確か、三回目だったか、易々と二本の指を飲み込んでしかも痛みを感じず、変な圧迫間と快感しか。

「……っ…!ひゃぁ…ぁ…っ」
「感度も抜群だし、何本相手してきたんだぁ…?」

それを良い事に、急に内部をぐにゅぐにゅと拡げるように指が動き回る。その動きに快感が、内壁が締まって指の感触がより鮮明になった。
……背中に熱くて固い何かが、間違いなくシフカさんのそれなのだが押し当てられ、先走りが背中に掛かっていて。

「……っ!…」

内部で曲げられた指がある一点に触れると、頭が真っ白になりそうな快感が走った。
自分のそれも全く触れられてないのにびくりと震え上がり、先端から先走りを垂らして。

「もう、十分かね……」
「……っ…ぁ…っ…」

指が引き抜かれても孔は閉じていないのが分かって、
大分思考が霞掛かってきた。

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あきゅろす。
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