獲得者は絡め取られ
「………いやぁ、奇跡は予想が付かないよな。日頃の行いが良い奴には確率上がるのかな、やっぱり……」
「…………」
「……あ、埃とか落ちてたか?毎日掃除は欠かしてないんだがなぁ…」
所謂お姫様抱きでシフカさんの部屋まで運ばれて、その扉が開かれると。
イセラさんと同じようにテーブル。箪笥。ベッド。部屋の半分を占める装飾剣やら槍やらの武器の数々。
「……あ、まずはコレだったな。好きに使ってくれ」
「…どうも……」
シフカさんのパンツに挟まれていた銃を手渡される。やや生暖かいのは気にしない事にする。気にしたら負けだ。
「さぁて、それじゃあ始めますか……」
「…っ……」
危なげなので、貰い立ての銃をテーブルに置き、自分はベッドに座ったシフカさんの上に座らされる。
鱗の滑らかな感触は触れていて飽きないような、ひんやりとしていて少し身震いするような。
「…冷たいのは我慢しろよ、次第に温まるからな……」
「…っぅ………」
冷たい手が服の中に入り込んで、地肌に触れ緩やかに撫で回している。
背中越しの滑らかな感触が脇腹やらにも伝わって、思わず身体を震わせた。
「……名前、サイ、って言うんだっけ?」
「………は…そう、ですけど……」
「下の名前は?」
「……っ…スロード、です……」
大分入り込んできた腕が下がってきた。自分の股間辺りまで滑らかな感触。
…とうとうズボンの中まで侵入して、つぅ、と自分の局部に手が這わされる。
「………スベスベして気持ち良いぞ…大分感度も良いみたいだなぁ……」
「……っ…うぅ……」
ズボン越しに出来た盛り上がりを内側から撫でられると、嫌でも声が漏れる。
既にシフカさんの腕は十分温まって、滑らかな心地良い感触だけ自分に与えられている。
「…んーっ…♪…」
「っあ……ぅ…」
服の中で腕を胸元に回され、実に優しく抱き締められた。
片腕は股間をまだ弄っていて、先端を這った指にはもう先走りが付着しているだろう。
「……蕩けてきたか?まだ序の口の序の口だけどなぁ…」
そう言いながら自分の顔に頬擦りをして、その心地良さに身体の力が抜けた。
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