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小説
無料配布再録
 手を恋人繋ぎで繋いで幸村を引っ張るようにしながら、華やかに彩られてクリスマスに浮かれている周囲に目もくれず、何かに急かされるように政宗はホテルへ直行する。
 政宗の滞在しているホテルは、お金持ち御用達の豪華な三ツ星ホテル。エントランスロビーからして、他のビジネスライクなホテルとは一線を画していた。
何故か部屋の予約はわざわざダブルで、しかもデラックスタイプで。幸村は仕事で出張の時は、哀しいサラリーマンの性がいつも値段重視でホテルを選んでいるので、物珍しいのか、部屋に着くなりアメニティやら高層階の窓からの眺望やらを確認して、へーとかわーとか感嘆の声を上げている。
「幸村。」
 無邪気に幸村は、カーテンを開き目の前にある観覧車がドドンとそびえ立つ高層階からの夜景を堪能していた。その肩を抱きつつ、政宗は、電飾が跳ね返っているだけなのか、爛々と目を輝かす幸村を覗き込むようにして話しかけてくる。
「あ、政宗殿。」
「これ、クリスマスプレゼント。」
 肩越しにクリスマスらしく赤いパッケージの、掌にすっぽり納まる小さな箱を、そっと手に乗せられて、幸村は驚きすぎて、見開いた目が零れそうになっている。
「ええ?」
「あと、幸村の大好きなのも。」
 綺麗なウィンクを添えて、政宗は親指でテーブルを指差しつつ告げる。そこには、大きなホールケーキの箱と高そうなシャンパンが置いてあった。幸村に会えていなかったら、このクリスマスプランは空しいどころの騒ぎじゃ無く、人生の黒歴史になりそうだったが。
「お、俺、何も用意してなかったでござる…。」
 カーテンを握りつつ、シュンとしてとつとつと言葉を漏らす幸村に、政宗は薄く微笑んで。
「ばーか。そんなん、いらねーって。」
 と、優しく言うけれど、それでは幸村自身の気が済まぬらしく。
「今から、俺、買いにっ!」
「ちょっと待った、待てって!ストップ!」
 言うが早いか入口へ向けて弾丸みたく飛び出しそうになっている幸村を、慌てて押し留めて。
「ならさ、幸村をくれる?俺に。」
「え?どういうことで…。」
 本当に意味が分からないのか、きょとんと、こちらを見上げてくる幸村に、政宗の方が恥ずかしくなってきて、じわじわ頬を赤らめて、そっぽを向きつつコホンとわざとらしく咳を零す。
「俺、幸村を、抱きたいんだけど。」
 そして、ドがつくほどに鈍感な幸村でも分かるよう、直接的な言葉に変えてみた。
「抱く…、え…。」と、口の中で単語をオウム返しして、それでもしばらく意味が分からなかった幸村だったが。
「ええええ!」分かった瞬間、顔をボッと点火してしまった。
 でも、意地らしいくらい照れつつも、幸村は、コクンと大きく頷いて見せた。
「それが、俺、一番欲しい。」
 男前な顔を近づけてきた政宗は、幸村の顎を心持ち上げると、ゆっくりと唇を重ねてきた。幸村へ唇を開けるように促して、躊躇いがちに開いたそこから、舌を捻じ込んで、ちゅくちゅく音を立てながら、幸村の口内を愛撫してゆく。何度も角度を変えつつ、蕩けるような甘い、それでいて熱烈なキスは続いた。
  技を駆使したキスだけで、体の力がぐにゃりと抜けてきた幸村を、ぎゅっと両腕で一度包むように抱き閉めて、手を取って、隣の部屋へ移動する。
「じゃあ、こっちおいで、幸村。」
「えええ、まさか今からでっ!」
 寝室へ連れて行かれて、促されるまま、マットのスプリングをぎしりと僅かに軋ませてキングサイズのダブルベッドに乗り上げるけれど。
「…あのその、俺、風呂入っていないでござるが…。」
 展開早く、そのまま押し倒された幸村は、いきなりの状況にさすがに狼狽え始める。
「いいのいいの、その方が。」
「ええ?」
 政宗は、鼻歌交じりに幸村のスーツの上下を脱がし、皺にならないようにきちんと畳んで椅子の背に置く。続いて、白いYシャツのボタンを器用な手つきで外し肌蹴てしまうと、中のシャツを首元までたくし上げてしまった。露わになった胸板に、ゆるゆると手を這わせる。そのひやりとした政宗の指先に現実味を感じて、心の中で恥ずかしさと不安とが入り混じって爆発しそうになって、幸村は、ヒクッと泣きそうに顔を歪ませた。
「あのっ!」
「俺、幸村の匂い好きだし。」
「あわわわっ、やめてくだされっ!」
 耳の裏側部分に顔を寄せて、わざわざ聞こえるように、スンと鼻を利かす。そして、チュッと吸血するみたく、肌の薄い部分に跡をつけるように吸い付いた。
「やめっ!ひあっ…。」
 いやらしく幸村の上半身を嬲っていた掌は、円を描く感じで動き、とうとうそこに触れてしまう。
「昔の幸村はここが大好きで、ここ吸ってあげたら、すぐ感じて気持ち良さげによがってたけど…。」
 言いながら政宗は、平べったい胸の中心に可愛い桃色をして腫れ上がる乳首を、ツンと折るように押して触った。
「んんっ!」
 その鋭い快感にゾクゾクと背筋を震わせた幸村は、ぎゅっと拳を握って小さく息を飲む。指で胸の尖りをしきりに弄られて、反らせた喉から甘い声が徐々に上がり始めた。
「ふあ…、あっ…。」
 今度は唾液を含ませた舌で、幸村の性感帯の乳首を嬲り始める。幸村は目を微熱の時みたいにトロンと潤ませて、荒く呼吸を弾ませる。
「あ!ふああ…んんっ…。」
「ここ、女の子みたいに、乳首舐められて感じる?」
 ちゅくっと強めに吸い付くと、幸村の腰がビクビクッと跳ね上がって、面白いぐらいに反応した。
「ひああっ!やっ…やめっ…あっ…。」
 身をよじる幸村の股に体を割り込ませ、政宗は手を幸村の股間に滑らせる。肉の薄い臀部をすりすりと撫でられて、尻の穴を探られて、そんなとこを見られること自体恥ずかしすぎて、ひああっ!と、頬を染めて幸村は声を上げる。
「今の体では、ここ使うの、初めてだよな。」
「あ、あたりまえでっ…。」
「じゃあ、ちゃんと準備しなくちゃな。」
「じゅ…、じゅんび?」
 真っ赤な顔してたどたどしく問う幸村に応えるように、政宗が送った視線の先には、抜かりなく、ベッド近くのサイドテーブルには、バスタオルとローションが用意されていた。手際良く幸村の腰下に厚めのバスタオルを2枚敷くと、ドレッシングの容器みたいなローションの蓋を開ける。
「痛くないように、中を解かさないとな。」
「政宗殿は…、なんだか慣れているのでござるな?」
 政宗の華麗なる恋愛遍歴を垣間見てしまったようで、拗ねて子供っぽく口を尖らした幸村に。
「ばっか…、色々調べたんだよ、わざわざ。」
 誰のために必死扱いて調べたと思ってんだと、若干苦笑気味の政宗は。
「もうごちゃごちゃ言ってないで、やるぞ。もお、俺も我慢の限界近いんだって。」
 膨らんだ幸村の頬に軽く唇を落として、ローションを持った腕を高々と上げる。
「ひあ…。」
 冷たい液体を、サラダにドレッシングをかけるかのごとく、トロトロと宙からたっぷりと下半身にかけられた結果、幸村の股間周りは粘着質な液でべたべたになった。
 ねっとりとねばりを纏わせて、たちあがってきている幸村の肉棒をぐちゅりと掌で包み込む。冷たさで一瞬体を竦ませたが、そのなんとも言えないねちゃねちゃ感にぞわぞわしてきた幸村は、小刻みに体を震えさせ始める。
「んん!んっ…ふあ…っ、あっ…。」
 同じ男ということで、切なげに震える股間のどこを触れば感じるか、手に取るように分かる。その部分を重点的に政宗は刺激してゆく。目元を赤くして涙目の幸村は、身を細かく捩りながら、荒く呼吸を乱すしかない。
 くちゅくちゅと、ローションの滑る卑猥な音が静かな室内に響く。もっともっと快楽を得ようと、貪欲な幸村の腰が勝手に蠢いてしまう。
「ここはどうだ?」
 肉棒をしごきながら、ローションまみれになっている蕾の周辺を指で撫で、中指の指先に力を込めて、つぷと、第二関節まで突っ込んだ。
「ひああっ!そ、そんなとこ…っきたなっ…!」
「男同士はここ使うんだろ、忘れたのか?あんた、昔、ここに突っ込まれて悦んでたろ。」
「んん!そっ、そんなの…。」
 滑りで容易に指は付け根までズププと飲み込まれた。
「ひああっ!」
 続いて二本目三本目と指を増やしてゆき、グチュグチュと音を立てながら中を割り開くように縦横無尽に蠢かせる。
「あっ…や、やあっ…んんっ!」
「確か、この辺のはず…。」
 微かな記憶を辿りつつ、舌なめずりをしながら政宗は、執拗に柔らかで弾力ある内壁を探る。
「ひあああっ!あああっ!」
 とうとう、コツコツと内部の固い部分に触れられて、そのあまりの気持ち良さに、幸村の体がビクンッと感電したかのごとく大きく跳ねた。ぞくぞくっと凄まじい快感が背筋を駆け上がってきて、幸村はシーツをぎゅっと掴んで激しく身震いする。
「ひあっ…、あんっ、そこおっ…やらあ…、んん!ああっっ!」
 声が甘く感じ切ったものに変わってきた。徐々に幸村の体も火が点いてきて、もう後戻り出来ないぐらいに、快楽に身を委ね始める。
「この体では初めてなんだろ?なのに、もう中で感じてきてんの?」
「ああんっ…、まさむねどのお…、やらっ、そ、そこおっっ!」
 切なげにひくひく腰を震わせながら、甘ったるい声で啼き始めた幸村に、政宗は羞恥心を嬲るように、好い声で低く耳元に囁く。
「なあに、その声。可愛いすぎんだろ。その声だけで、イキそうだぜ。」
 手のしごくスピードも上がり、中も怖いくらいに感じる場所を、連動するみたいに猛烈に弄られて。
「も、もうっ、だめっ、だめえっ!あっ、ひあああっ!」
 背を弓なりに反らした幸村の、悲鳴のごとき嬌声と同時に、ぴゅぴゅっと勢いよく鈴口から液が飛び出した。
「溜まっていたのか?こんなに出して。」
 政宗の両手は、ローションとは違う、白濁の液でぐっしょりと濡れた。
「はんっ!」
 搾り取るように鬼頭部分に指を動かされただけで、幸村は感じ切ったように悶える。
「もう、良いよな。」
 ぐったりとシーツに沈む幸村の上体を引っ張って起こして、トントンと背中を宥めるように撫でながら、好すぎる声で、耳元に囁く。
「幸村のバージン、いただいちゃっていい?」
「ん…。」
 その直接的なお願いに、幸村は顔をこれでもかと赤く染めながらも、コクンと頷いた。
「じゃあ、このまま、ここに座って。」
 政宗は自分のボクサーパンツを下げて、凶器みたいにぱんぱんに膨れ上がるそれを露わにする。幸村の可愛い声と煽情的な表情、誘うように蠢く括れた腰を目の当たりにして、実はそれだけで、密かに何度もイキそうになっていた。
ここと指差されたところを見て、同じ日本人かと見紛うほどのその大きさに、恐怖を感じた幸村はヒクッと顔を歪ませて。
「む、むり…、こんな太いの入らなっ…。」
 腰をひけながら、フルフルッと首を弱々しく横に振る。
「大丈夫だって。昔の幸村は、俺の根元まで銜え込んで、腰振って喜んでいたからな。」
「やらっ…。」
「ほら、もう、俺、我慢出来ねえし。」
腰が引ける幸村の完全に起き上がらせると自分の太腿部分を跨らせ、細い腰を逃げないように両側からしっかりと抱え上げて。
「こわれっ…ちゃう、からっ…!ひあああっ!」
 政宗が爆発寸前の自分自身を蕾に当てがった瞬間、にちゃあと卑猥な水音がした。それは、ローションと音か、政宗の先走りの白濁に濁った精液の音か。そのまま、幸村の体を上から下から押さえつけ、ぐちゅっと、蕾を極限まで開き、猛々しいそれをずぷずぷと咥えこませてゆく。
「んんんっ!…ひあああっ!」
 熱い涙を途切れなく流しながら幸村は、体全体を火照らせ、内壁を割広げられながら擦られる刺激に、我慢出来ず激しくよがりまくる。
「んあっ…、あっ、あああっ、ふああっ。」
 幸村自身の体重で、とうとうそれは根元までずっぷりと飲み込まれた。
「んんっ…、ひあああっ!」
 内部を限界まで広げられて、みっちりと奥まで届いてしまった政宗自身に、ぽろぽろ涙を流しながらも、幸村のその顔は、悦に入った表情になる。
 怖いくらいに気持ち良すぎて、どうにかなりそうだった。
「嫌って言いながら、前、触ってないのに、ここ、こんなに立たせて。」
 政宗は、2人の間で自己主張激しく大きく成長している幸村自身を、ピンッと指で弾く。
「やああっ…!」
「本当は、良すぎるんだろ?」
 素直になれよ、と、直接鼓膜へ伝えるように、耳たぶを嬲りながら囁く。その好い声の響きだけで、んんっと、幸村は切なげに腰を震わせた。
「確かっ、ここだったよな…、女のGスポットみたいに感じちゃう部分。」
ズンッと、その先ほど散々指で弄られた、感じすぎて怖い場所を、抉るように下から突き上げられて、幸村は悲鳴に似たひきつった嬌声を出す。
「はん!ひああ、らめっ、もおっ…、ふああっ、おかしくなっ…。」
 感じすぎてどうしようもなくなった幸村は、政宗の肩を掴みながら、甘い吐息を撒き散らす。何とも言えない、狂おしいほどの快楽の渦に、抗う術を知らず翻弄され、巻きこまれてゆく。
「ああっ、やらあっ、んんっ…、もおおっ…、まさむねどのお…っ、あんんっ…。」
「その蕩けそうな表情、誰にも見せんなよ。」
 可愛過ぎる幸村の痴態に、政宗も息を荒げ、欲望を貪る腰の動きに余裕が無くなってきていた。
「俺で中、犯されて、気持ち良いの?」
「んっ!ふああ…あんっ、ひああ…まさむねどのお…んんっ!」
 切なげな、誘うような目つきでこちらを見てくる幸村の、その腫れ上がった乳首に吸い付きながら、政宗はパンパンと破裂音を立て、幸村の最奥に自身を突き入れる。
「ふっ…、もう前触んなくて、後ろだけでイケる?」
「んん!んあっ…もお、もお、らめえっ、ひああっ、はあん!」
 もう限界に近い幸村は、早くこのきつ過ぎる甘辛い快楽から解放されたいと、コクコクと幸村は小刻みに頷く。
「もおっ、まさむねっ、どのおっ、やらっ、ああっ…おれっ…もおっ…いくう…ああっ。」
「おれも…、もお、やべえから…、しっかりつかまれっ…。」
 錯乱状態の幸村は必死に両腕で政宗の首に巻きつくと、きゅうと政宗を包むそこを締め上げる。
「…イクぞ…、幸村っ。」
 激しくズンズンと下から良い部分を狙って重く突き上げられて、幸村は、電流が体を走り抜けたみたいに、ビクビク麻痺させて。
「ひあああっ!あんっ!もおお、もおっ、イク、いっちゃうっ!やああっ…!」
 泣き叫ぶように嬌声を上げて、二度目の頂点を迎えていた。それと同時に、中に火傷しそうなほど熱い欲望を受け止めた。




☆☆☆☆
 うつ伏せの状態で、ベッドでまどろんでいた幸村に、政宗はその背中を撫でながら告げる。
「幸、さっきの、クリスマスプレゼント、開けてみて。」
「ふえ?」
 幸村は体を伸ばし、自分のスーツの内ポケットから、先ほど貰った小さな箱を取り出す。そして、林檎の皮みたいに、スルスルとリボンを解いて、丁寧に開いた包装紙の中から出てきたのは。
「これは…、ゆ、指輪。」
 しかも、プラチナの、飾り気の無い指輪。これはもしや…。
 その幸村の表情を汲み取ったのか、政宗は静かに頷くと。
「結婚指輪の代わり。俺達、今現代の法律でも結婚出来ないけど、でも何か、証が欲しかったから。」
 胸の奥から、じわりと熱い何かが込み上げてきて、幸村はスンと鼻をすする。
「でもでも…、本当に良かったので?結婚…。御曹司になれるチャンスだったのに…。」
「おい、何言ってんだよ。幸村にそれ言われると、すっげえ凹むんだけど。」
 苦々しい表情になった政宗は、幸村に詰め寄る。
「でも…。」
 眉毛をハノ字にして、幸村は口ごもる。
 どうしても、自分と政宗が吊り合わないと思ってしまうのだ。自分なんかで良かったのかと。
「だーかーら、前世のこと全部思い出したって言っただろ。約束したはず。生まれ変わったら、一緒になろうって。」
 政宗は包まっているシーツごと、ぎゅっと幸村を抱き閉める。
「だから俺は、いつの時代も、幸村以外、いらないんだって。」
 信じてくれよ、と願いを込めて、拘束する腕にますます力を込めた。
「ならさ、幸村は、どう思ってんの?」
「…政宗殿だけでござる。」
 それは即答だった。今も、昔も、自分が好きになるのは、彼だけだと。
「俺も…、このまま一生、思い出だけで生きて行こうと思っていたので…。」
「ゆき…。」
 幸村は、辛かったとこのことを思い出して、本格的に泣き出してしまった。その胸を抉られるくらい哀しい思い出があるからこそ、今が幸せすぎて怖いのだ。
「やっと、一緒になれたな。」
 幸村の左手をとって、ゆっくりと指輪をはめ込んでゆく。そして、証が光る左手薬指をうやうやしく口づけて。
「迎えにくるの、遅くなってごめんな。」
 ちょっと遠回りしすぎたよな、と、政宗は優しく微笑んだ。
「愛してる、幸村。ずっとずっと、俺が欲しいのは幸村だけだよ。」
「俺も…、ずっと一生、政宗殿だけでござる…。」
 しゃくりあげる幸村に、ほら、と自分の左手も見せて。
「お揃いだろ?」
 そこには、幸村と同じ場所に同じデザインの指輪が光っていた。
「もう、俺とあんたは、離れ離れにならないから…。ずっとずっと俺は幸村の傍にいるよ。」
 一生分誓うようにそう真摯に告げると、政宗は、たまらず幸村の唇を甘く吸った。

☆終わり☆


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