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「…俺ね」

「何だよ」

「ゼロの服を脱がせる瞬間、どきどきして好きなんだ」

「…それはよかったな」

「だから、もしゼロもしたいならいいよ」

する?とゼロの顔を覗き込んで尋ねると、ゼロは俺の首の後ろに腕をまわし引き寄せた。

「脱がせて欲しいなら素直にそう言え」

呆れたように息を吐き、笑顔を見せるゼロが可愛くて、ゼロの首筋にぐりぐりと額を押し付ける。

「くすぐってぇよ」

笑いながら体をよじらせるゼロが可愛い。

ゼロは俺を抱き寄せたまま、反対の腕で俺のタンクトップを脱がせていく。

首元に絡まるそれを外すと、俺は直接触れるゼロの肌から伝わる温度の優しさに酔いしれる。

ゼロの手が躊躇いがちにベルトを外していく中、俺はもどかしくなってゼロにキスをねだる。

するとゼロは、面倒臭い奴だな、と文句を言いながらも、優しく笑ってキスを受け入れてくれる。

俺が甘える方に夢中でゼロに主導権を明け渡すと、ゼロがリードしてくれて優しい。

嬉しい発見に頬が緩む。

短いキスを何度も繰り返しながら右手をゼロの下腹部に伸ばすと、俺のズボンを脱がせようとしていたゼロの手が止まった。

「…っ…ん…馬鹿、脱がせっ…られねぇ…だろっ…」

「ふふっ、変なのゼロ、何で顔赤いの?」

ゼロの胸元に顔をうめ、舌で小さな突起の弾力を確かめながらそう言うと、ゼロは体をビクっと震わせる。

「俺、お前の…ギャップに弱い」

恥ずかしいのか悔しいのか、難しい顔をしたゼロは、熱に支配された瞳を俺に向けてくる。

意味がわからなくてキョトンとしていると、ゼロは俺の腰に引っ掛かった下着を脱がすことを諦め、俺の背中に腕をまわした。

「それってどういうこと?」

「お前…は知らなくて…いい」

「どうして?」

「なんかっ…ムカつくから」

「なにそれ」

ゼロがあまりにもゼロらしくて思わず、笑みがこぼれ落ちた。

「……ハイジ…っ…」

ゼロが俺を抱きしめる力が強くなり、俺はゼロの額に口づける。

「…ん…イってもいいよ」

俺は、ゼロに柔らかくて深いキスをしながら、自身に与える刺激を強める。

ゼロは直ぐに切なげに眉を寄せ、大きく体を震わせた。



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あきゅろす。
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