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「あぁくそっ、抱き殺してぇ…」

いいから抱いてしまえ。

クララだってそれを望んでいるはずだ。

でなければあのキスはねぇだろ。

いやいや、無理強いしてどうなる。

極限まで自分を痛めつける奴だぞ?

そんな奴にトラウマなんか作った日には立ち直れねぇよ。

あらゆる葛藤が一瞬の内に駆け巡った。

せっかく冷ました熱が倍になって瞬時に戻ってくる。

「エドアン」

「何だよ」

余裕がなさすぎで素っ気なくなってしまう。

「俺を、抱いてくれないか。それでお前の全てが手に入れられるなら、何度だってして欲しい。俺の理性を吹き飛ばしてお前のこと以外考えられないように…」

「みなまで言うな、俺も同じだ」

毛布をベッドの下に放り投げ、欲望のままにお互いの体を貪り合いながら言えることは一つ。

俺達はお互い臆病過ぎる。それなのに、ずば抜けて独占欲が強く、その愛は確実に狂気じみている。

そしてどちらも貪欲な愛に飢えた野獣だってことだ。



ーEndー

なんかエロを書くつもりが笑い話になって申し訳ありません。

ですが個人的にはものすごく楽しく書けました。




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