無限者の一時 if StrikerS編 第1話 「本当にやるのかい?」 「はい。同胞達の為になら、わたしは、許されざる行いにも手を染めましょう」 「君は来たばかりだ。わたし達に任せ、君は幸せに過ごすべきだ」 「それに、君のやろうとしている事は我等にとっても重い。それは君も理解しているだろう?」 「はい。ですが、それが最も速く、多くの情報を得られます。 わたしは皆さんに会えて、ここに来られて幸せです。だからこそ、わたしと同じ者達を1人でも多くここへ。その為なら、わたしは二度とこの地へ踏み入れる事が出来なくなっても構いません」 「そこまで覚悟している者を、止める言葉は存在しない」 「わたし達も出来る限りサポートしましょう」 「良いのですか?」 「貴方1人では、収容者にも限りがあるでしょう」 「ありがとうございます。二度と訪れる事かなわなくとも、ここがわたしの故郷です」 「ヤツラと同じ思考に染まり、同じ行動に出ない限り、帰郷を拒みはしない」 「い、良いのですか?許しは・・・」 「許しましょう。手を出しなさい。鍵を与えます」 「「「「!?」」」」 「「「「あなたが・・・・・・」」」」 「あ、ありがとう、ございます」 「泣くな」 [次へ#] [戻る] |