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嫌われシルビアの一生
ガチャポン
幼稚園のころ、仲良し六人組で子供用化粧品のガチャポンをしに行った。幼い子供って化粧に憧れるんだよねー。ウチらもスゴいワクワクしながらやってたの。みんなハンドクリームとかマニキュアとかリップクリームとかファンデーションとかスゲェのが当たってたのょ。シルビァのは何故かカラだった。みんなに笑われながら私はMちゃんのお母さん(←付き添ってた保護者)と一緒に店員に文句言って、散々交渉したあげく、もう一回やらせてもらえることになった。そしたら眉毛をどうにかするプラスチックの孔辺細胞みたいな物体が出てきた。当然みんな大爆笑。カナリ屈辱的だった。
Mちゃん宅の鏡の前で、みんながお姉さんみたいにいろいろ塗ってる横でシルビァは一生懸命使い方を考えていた。結局どう使うのかわかんなかったから、とりあえず気孔にあたる部分に眉を当てて孔辺細胞的プラスチックで毛をはさんだ。変化は特になかったケドその動作をずっと繰り返した。なんか悔しくて、涙をこらえながら強く握ってたら割れた。つくづく負け犬なんだなぁと感じた

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