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love you
再会
「すげー!でっか!」
俺は目の前に広がる大きな建物に目を見開いた。
なぜ俺がこんなとこにいるのか・・・・・。
それは数日前に遡る。

俺、清水輝はすごく迷っていた。
「輝、一緒に来てくれるよな!?」

「海外なんて行かねぇよな!?俺の学校来るよな?」
俺は父と兄に究極の選択を迫られていた。
「うるせぇな!分かんねぇよ!」
父親に着いて行って海外に行くか兄が理事長を務めている全寮制の学校に行くか。
「この家に残っちゃいけねぇの?」

「だから家売り払うって!」

「ううう...。」

「着いて来てくれたらお小遣い2倍にするから!」

「学校来るなら3倍だぞ!それに大悟いるし!」

「えっ・・・。大ちゃんいんの!?」

「お、おう。言ってなかったっけ?」

「聞いてねぇよ!行く!兄ちゃんの学校行く!」

久しぶりに大ちゃん、いや入江大悟に会いたくなった俺は兄の学校、清水学園に通うことになったのである。
父親が舌打ちをしていたのは言うまでもない。

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あきゅろす。
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