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藤澤学園
10
家の前に停まっていたのは馬鹿でかい黒い車だった。

よく金持ちのドラマに出てきているような外車だ。

「・・・これは?」

「あぁ、荷物が重いと思うしここから家までは少し離れれていると思ったから車を呼んでおいたよ。」

とニッコリ答えてくれたので藤澤父で、格好良い人は何をしてても絵になるもんんだよなと思いつつも俺は車に乗り込んだ。

なんだか、中まで豪華で普段こんな車を目にしたこともない俺は全く落ち着かずにそわそわとしていた。

「気分でも悪いの?」

と少し挙動不審の俺を見かねてか、心配そうに遥が俺の顔を覗き込んできた。父に似て綺麗な顔立ちの遥に近づかれると同性の俺でもドキッとしてしまう。

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あきゅろす。
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