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私立桜華男子高等学校
4
「・・・何か用事あったんじゃねーの?」

政井は思い出したように目を大っきくした。

「あの、親衛隊のメンバーが増えました。
確認して頂きたいのですが・・・」

10人程の顔写真と情報がついている。
が、俺はそんなん知ったこっちゃねぇし、
入学して3日で親衛隊などというものを作られ騒がれ告られそして崇められる。


どーでもいい。


俺はその紙を政井に突き返した。

「いらねぇ。
勝手にそっちでやっててくれ」

バックを持って扉へ向かう。

「楓」

〈帰ります〉〈様子を見てみます〉

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