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異世界の姫君
白い人達








カサ……ボォ…


……なんの音…

…カサ……ボォ………

…草を掻き分ける音…?


……!!!!!!!殺気だ!!!!


「っ……!!!」

私の周りを取り囲む複数の殺気に気づき
寝ている状態から起き上がり、足に力を入れ
バクテンをしながら高い木の枝に着地

「ちっ!!上に逃げられたぞ!!!
やはり、あいつもボンゴレ狩りの対象琥月
唯だ!!!
早く炎を灯せ!!!!」

なに……あの人たち
なんで私の名前知ってるの…

白い服を着た人たちは足に色は違うけど綱吉さんの頭に灯る炎みたいなのを灯した
そして、私の居るところに迫ってくる

私は急いでイノセンス四季桜を発動し
炎には冷気と冬桜を発動した

今刀には冷気を纏わせている

来る!!!!!!!

「そんな普通の冷気が死ぬ気の炎に勝てると思ってんのかよ!」

敵は私にそういいながら
持っている鎌にも赤色の炎を灯し私に降り下ろしてくる
私は刀で受けとめその鎌を凍らせようした

「!!!!」

けど、敵のもつ鎌は凍らず
そのまま赤色の炎を灯していた

「どういうことって顔だな
言っただろこの死ぬ気の炎はそんな普通の冷気では
凍らねーと」

その白い服を着た人は私と刀を交せながら
さっき聞いた言葉を言ってきた

炎が凍らない……

マスクをしてて顔がわからず
AKUMAなのか分からない

でも、死ぬ気の炎という言葉を綱吉さん達といるとき聞いたことがある気がする
ならここは、私が居た世界に戻って来たわけじゃない
綱吉さん達がいる世界?

それならこの人達は人間?

マスクをしてるから体を麻痺させる香桜は使えない
でも人間だったら刀で斬ることもできない

人間を殺したくなんてない
ずっと人間を守るために戦ってきたから……

だからといってざっと30人はいるのに
敵の体力がなくなるまで手を抜いて戦ったら私が殺られる
第一私の体が持たなくなる

なら、

私は敵と刀を交あわせていたのを離し
少しだけ後ろにバックする

「なんだ怖じ気づいたか?」

敵の人が笑いながら私を見て言う

私は気にしないで冬桜の発動停止させ、
キッと相手に殺気を向け、刀を構える

「いきます…!」

その言葉と共にタッと一瞬で、足に赤色の炎を灯し
持っている鎌にも炎を灯している敵の人に

刀を打ち込む
持っている鎌に向かって

バキッ

炎が灯ってない棒のところを唯は的確に狙い斬った
見事に敵が持っている鎌の棒のところは真っ二つに
斬られた

「なっ!!!!!!!」

敵が驚いているうちに、唯は背後に回り込み
首に向け手刀を加えた

確実に的確に
唯の手刀は強めなので、
数分では目が覚めることはない

空中に浮いている敵に対し
あんなにも一瞬で気絶させるなんてと周りにいる
他の白い服の人達は驚いていた

しかし、すぐに我に返り唯に向かってくる
それにたいし唯は慌てることなく
また素早く敵の首に回り込み手刀を打ち込む

次々と仲間達が気絶させられていくなか、
残った人達はヤバイと感じ、それぞれ
ポケットから箱を出した

それを見て唯は何をする気だと見ていた

敵の人は箱持つと自分の手の指にはめられている
指輪に炎を灯した
そしてそれを箱の穴が開いている部分にはめる

すると、その箱が開き中から
色んな動物が出てきた

それぞれの持ち主が指輪にはめた炎と同じ色を纏って……

「かかれ!!!!!!!」

誰かがそう言うと
箱から出てきた動物達は一気に唯に向かってくる

唯はすぐに沢山向かってくる動物達をよけ
気絶してもらおうと首辺りに手刀を打ち込もうとしたら、

バチィィ「いっ…!!!」

電撃が体に流れた

「雷属性の炎を纏ったヒョウに触ったら
感電するに決まってるだろ
ま、お前が知らないのは知っていたがな!
殺れ」

体に電流が流れたおかげて体が言うことを効かなくなった
それでも唯は敵の攻撃を避けたが

「っ!!!!」

動きが鈍くなっているので
完全には避けられなく、
腕や太股を敵が持っている鎌が深くあたりに
大きな切り傷ができ次々と血が出てきた


痛い……
箱から出てきた動物を倒さないと
また次々やられる

でも、手刀まで出来ないんじゃ殺るしかなくなる
そんなのは絶対嫌だ!

人間は守っていたから殺れない
動物を殺ることは、ずっと私の側に居てくれた
幸に合わせる顔がなくなる

動物がすきだからなのもある

あの動物達の体を纏っている炎さえどうか出来れば
気絶させられるのに……!!!

しかたない
先に人間の方を全員気絶させよう

それから…動物達も……

そう唯は決意すると電流がおさまりやっと
思うように動けるようになった体で
動物達を避け、人間の方に行き
首に回り手刀を打ち込む

流石に敵も深手は負ってるものの自由に動けるようになった唯のスピードには敵わず次々と気絶させられていった

全員がやっと終わり 、次は動物だと
むきをかえ向かっていく

触ったらまた痛い思いをすることを唯は分かっていながら向かっていく
唯は痛い思いをしながらでも、動物達を傷つけないと決めたのだ

だから、痛くても首に手刀を打ち込む気だった

しかし、向かっていっていざ手刀を打ち込もうとしたときその動物は消えた

他の動物も次々と消えていった



唯は訳がわからず唖然としていた



唯は知らないが、動物達の持ち主が気を失い
炎を注入してくれる人が居なくなったので
炎が足りなくなり、箱に戻ったのだった





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あきゅろす。
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