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異世界の姫君
気を失って





地面に倒れ込んでいる私に足音を響かせ近づいてきたのは、ディーノさんだった

「お疲れ唯
ったく、体辛かっただろうにXANXUSにあんなこと言うとは流石に驚いたぜ 」

そう言いながらディーノさんは私を
また、お姫様抱っこした
ディーノさんが何かまだ、ぶつぶつ言ってるなか
私は等々気を失った

「そいでだな、唯は女の子なんだから…
……って、とうとう気を失ったか……
まーあんだけ無茶したらそうなるよな……;」

「ディーノ、唯はどうだ」

ディーノが抱いている唯を見ていたら
下から声がし、見るとリボーンが来ていた

「なんだリボーン、ツナ達の方に行ったんじゃなかったのか?」

「もう、行ってきた
今はお前んとこの医療班がツナ達を見てるとこだから、唯を見にきた
色々と心配だったからな…」

「あーそうやぁ、唯
きれてたりしてたもんな……」

「ああ、今の唯は多分かなり不安定な状態だ
ディーノ病室に戻しても、唯が起きたとき決して
一人にすんじゃねーぞ
もしかしたら、大変なことになるかもしんねーからな……」

「えっああ、分かった」

「じゃ、俺はツナ達の所に戻る
コロネロとシャマルに唯の事を言っとかねーといけねーしな……
ディーノお前には明日話してやる
今日話すつもりだったが、唯のことがあって
無理だからな
じゃ、唯の事を頼んだぞ、ディーノ」

リボーンは唯の方に視線を向けた後
元きた道を戻り綱吉達がいる方に消えていった

リボーンに色々言われたディーノはリボーンが行ったのを見届けて唯を抱え直し、
車を部下この場所まで持ってこさせ
乗り込み病院に向かった












…カシャン……カシャ…




[[やはり、この子は特別な子だ!]]

[[次はこの薬品を試そう!!!]]

ここは明かりがないと、とても暗い地下深くに作られた部屋
その暗さを感じるこの部屋に対して白い服を着た人達が私の周りを動きまわる
この部屋には台がありその上には、私の知らない薬品が数多くある

白い服を着た内の一人がそのたくさんある薬品の中の一つをとり注射でその薬品を吸い込み私の腕に注射を射してくる

「やーーーー!!!!やめて、いたいっっ!!!」

白い服を着た彼らは
とても、とても痛い薬品を私の体のなかにいれてくる

どんなに泣いても、どんなに叫んでも、どんなに血が出ても、彼らは私の体のなかに薬品を入れる事を止めたりはしなかった

逃げようとしても
両腕両脚そして首に頑丈な鎖がつけてあり逃げることは不可能だった

ここはまさに地獄だった

生きているのが嫌だった……

何が、神の使徒だ
何が、特別だ

私は人間や仲間達を守る為に、
エクソシストと言う道を選んだのに

なんで戦いの痛みではなく、仲間側からの痛みを受けないといけないのだろう……



私はクロス元帥の元からアレンと一緒に黒の教団に来た

そこで、適合率をはかる為にヘブラスカに触れた
アレンの時は初めて見る光景なので
私とアレンは若干驚いた

次に私の時、ヘブラスカは私にイノセンスが二つ適合していることを驚きながら言った
それを私は知っていたので、なんとも思わなかったし、クロス元帥も私のイノセンスが二つあることに何も言ってこなかった

第一イノセンスの適合は一人一つまでしか出来ないことを私もそしてアレンも知らないでいた
クロス元帥は二つのイノセンスを所持していたので
それが普通だといつしか思っていた

だから、そんなに驚かれたら
こちら側は逆にそれに対し驚いた

そんなこんなで、そのまま普通に
正式にエクソシストになり、教団にいた
リナリー、ラビ、教団に来て一番最初に会った神田と仲良くなった

神田とは同じ日本人と言うことで、
結構色々話せて仲良くなったのだった
アレンとはすっごく中が悪いけど…;

リナリーとは教団には少ない女の子同士ということもあり、
私の方がだいぶ年下と言うこともありで
いいお姉ちゃんで友達って感じだった

周りからはよく姉妹みたいだと言われた

そんでラビは面白いお兄ちゃんみたいな
感じだった
ブックマン後継者だからこそ、いろんな国の面白かった話を聞かせてくれる
後、面白い遊び方も教えてくれた

そんで、よくアレンとリナリーにラビは怒られていた

面白い遊びとは、木登りとかではなく
教団の壁登りやベランダの飛びうつりとかだった
すごく危険そうで簡単な遊び

そんなことしてるのを、任務帰りのアレンとリナリーに見られて、ラビは私の横でお叱りを受けていた

「唯に何てことさせるんですか!!バカラビ!!!」

「女の子にこんなことさせるなんて、
駄目じゃないラビ!!!」

ふたりに怒鳴られて、
ラビはめちゃくちゃ二人に謝ってた


すっごく笑うのを堪えたのを今でも覚えている



だって、あんなにへこへこ謝るラビを見たのは
あれが最初で最後だったからだ







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あきゅろす。
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